県内観光地のジオラマ 福井の酒井さん制作  恐竜博物館や東尋坊 精密プロの技、魅力再発見

2020年11月22日 11時20分 (11月22日 11時20分更新)
酒井さんが制作した県立恐竜博物館と東尋坊のジオラマ=福井市のエス・モデルワークスで

酒井さんが制作した県立恐竜博物館と東尋坊のジオラマ=福井市のエス・モデルワークスで

  • 酒井さんが制作した県立恐竜博物館と東尋坊のジオラマ=福井市のエス・モデルワークスで
 福井市在住のプロモデラー、酒井正人さんが県内の観光地をコンパクトサイズのジオラマで再現した「ふくいジオラマ百景」シリーズを制作し、十月から県立恐竜博物館と東尋坊の二種類を発売した。酒井さんは「ジオラマを通じて県外からの観光客を始め、県民にも福井の魅力を再発見してほしい」と話している。 (山田陽)
 ジオラマ模型は幅十六センチ、奥行き十センチで、観光地全体をさまざまな方向から俯瞰(ふかん)で楽しむことができる。「県内には魅力ある場所がたくさんあるのに観光地そのものをモチーフにした商品が無い」との思いから「絵はがきの立体版」をコンセプトに昨年から制作を開始。ドローンによる地形の3Dスキャンや、高精度光造形方式の3Dプリンターなどのデジタル技術を使って精密な原型を制作。細部の仕上げなどは、プロモデラーとしての技術を駆使し手作業で丁寧に仕上げるという、デジタルとアナログを融合させた手法を使った。
 県立恐竜博物館のジオラマでは、建設コンセプトの一つである「自然環境との調和」を再現。元の地形を極力保存したまま造成された施設や山間部の複雑な地形を立体的に見せる。印象が強い卵型のドームは、実際に使われているステンレスの色をそのまま再現するのではなく、晴れた日の空が映り込んだ青みのあるシルバー色で仕上げることで空気感を演出している。
 東尋坊はドローンによる空撮で地形を正確にスキャンし3Dデータ化。3Dプリンターで出力したものを原型として使用した。普段見ることが難しい海側からの景観を楽しめるほか、よく晴れた日に見ることができる海中の岩や海上に浮かぶ遊覧船も再現している。
 「これまでは企業や個人からの委託制作が多く、一般の人が楽しめるものを作る機会は多くなかった」と酒井さん。「観光地の周辺部まで含めてジオラマ化した商品は全国でもまれ。県内各地をシリーズ化し、広く魅力を伝えていきたい」と意気込んだ。
 価格は県立恐竜博物館が一万四千三百円、東尋坊が一万三千二百円。いずれも税込み。各観光地の土産店などで販売。詳細は酒井さんのホームページで確認できる。「エス・モデルワークス」で検索。(電)0776(97)8070

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