巨人・菅野「僕以外いないでしょ」千賀と球界のエース対決 4失点降板もリベンジ誓う「日本一になったことがない、やりたい」

2020年11月22日 06時00分

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1回表1死、中村晃の三邪飛で打球を指さす巨人・菅野

1回表1死、中村晃の三邪飛で打球を指さす巨人・菅野

  • 1回表1死、中村晃の三邪飛で打球を指さす巨人・菅野
◇21日 SMBC日本シリーズ第1戦 巨人1―5ソフトバンク(京セラドーム大阪)
 「僕以外、いないでしょ」。巨人・菅野智之投手(31)は強烈な自負とともにマウンドに向かった。投げ合う千賀は球界で意識する数少ない投手。「特別な存在。語りきれないぐらいいろいろすごいところを言いたいんですけど。この上ない対戦になると思うし、僕たちは挑戦者なので、千賀君に挑戦したい」。最高のモチベーションで右腕を振り続けた。
 1回から152キロをマークするなど快調な立ち上がりをみせた。先頭の周東を遊直、中村晃を三邪飛、柳田をスライダーで空振り三振に。うるさい上位打線を三者凡退に仕留める最高のスタートを切り、そのままリズムに乗るかと思われた。しかし、2回だった。
 先頭のグラシアルに右前打を許すと、5番の栗原への2ボールからのスライダーが甘く入った。これを振り抜かれた。まさかの右越先制2ランを被弾。痛すぎる2点を失った。3回からの3イニングは無失点で切り抜けたが、6回に再びつかまった。
 2死からの柳田への死球とグラシアルの右前打で一、三塁のピンチ。ここで栗原にこの日の3安打目となる左中間への2点適時二塁打でリードを広げられた。結果的に栗原1人にやられた形だ。
 今年は開幕戦から13連勝を飾り、チームをけん引した。14勝2敗、防御率1・97と1人で貯金12をたたき出した。1月の自主トレでは、千賀が師事する鴻江寿治トレーナーの門をたたいた。そこで腕から始動する新フォームに取り組み、結果を残した。しっかり軸足に体重が乗り、さらに体の開きが抑えられたことで球に本来の力が戻った。
 「周りにやんや言われましたけど、しっかりと結果で証明することができたので自分に携わってくれた人たちにはまずは恩返しできたかなと思います」と手応えを語る。
 新たな自分で迎える日本シリーズ。この日は6イニング限りでの降板を強いられたが、「人生で一回も日本一になったことがないのでそういうのを強く持ってやりたい」。最後まで腕を振り続ける。

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