イージス艦2隻新造に5000億円超 防衛省試算

2020年11月22日 05時00分 (11月22日 05時01分更新) 会員限定
 政府が進めている地上配備型ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」の代替案の検討で、有力となっているイージス艦を新造する場合、費用は一隻当たり約二千五百億円、二隻で五千億円超との試算が出ていることが、関係者への取材で分かった。
 今年三月に就役した最新鋭イージス艦「まや」の建造費は約千七百二十億円で、一隻当たりの金額は約一・五倍になる。地上配備計画の撤回で宙に浮いた形になっている米ロッキード社製のレーダー「SPY−7」を搭載するためには船体の大型化が必要なことなどから割高になるとみられる。
 政府は北朝鮮による相次ぐ弾道ミサイル発射を受け、秋田、山口両県の陸上自衛隊の演習場に地上イージスの配備を計画。中期防衛力整備計画では一基あたり千二百二十四億円を見込んでいた。だが、迎撃ミサイル発射後に切り離される約二百キロのブースター(初期加速装置)を演習場内に確実に落下させるには、改修に二千二百億円以上の費用と十年以上の期間がかかる見通しになったとして六月に撤回していた。
 地上配備計画の撤回後、政府は代替案の検討を進め、防衛省は九月、与党に(1)護衛艦(2)民間船舶(3)石油採掘装置のような「海...

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