育児で“イラッ”6秒待ってみて 能美の親子ら、怒りとの付き合い方学ぶ

2020年11月22日 05時00分 (11月22日 11時22分更新)
ビデオ会議で沢田慎一郎さんの話を聞く受講者ら=能美市寺井町で

ビデオ会議で沢田慎一郎さんの話を聞く受講者ら=能美市寺井町で

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 能美市子育て支援センターで二十日夜、児童虐待防止の啓発講演会があった。日本アンガーマネジメント協会ファシリテーターの沢田慎一郎さん=輪島市=がビデオ会議システムを通じて講演し、市内の親子ら百人が怒りをコントロールする方法を学んだ。
 アンガーマネジメントは一九七〇年代に米国で開発された、怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニングを指す。沢田さんは「怒らないようにすることがアンガーマネジメントではない」と断った上で、「怒る必要があるときは上手に怒り、必要がなければ怒らなくて済むようにする。その線引きが大事」と強調した。
 怒りの正体は各自の心の中にある理想や価値観であり、それが裏切られたときに負の感情などと相まって生じると説明。怒りのエネルギーは刃物に似ていて、上手に使えばよいが、間違って使うと相手も自分も傷つけると説いた。
 イラッと感じても、六秒間を上手にやり過ごせば理性が戻り、怒りは収まるという。その方法として深呼吸や頭の中で計算することなどが効果的とした。沢田さんは「自分が変われば相手も変わる。『イライラ』を『イキイキ』に変えてみてほしい」と呼び掛けた。
 講演を聞いた二児の母親(45)は「育児中はイライラすることが多いが、まずは六秒間待つことから始めたい」と話した。 (平井剛)

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