人形劇、分かりやすく一冊に 交通事故で長男亡くした鷲見さん出版

2020年11月22日 05時00分 (11月22日 05時00分更新) 会員限定
本を出版した鷲見さん(左から2人目)と制作に協力した「いのちの言葉プロジェクト」の会員たち=東員町六把野新田で

本を出版した鷲見さん(左から2人目)と制作に協力した「いのちの言葉プロジェクト」の会員たち=東員町六把野新田で

  • 本を出版した鷲見さん(左から2人目)と制作に協力した「いのちの言葉プロジェクト」の会員たち=東員町六把野新田で
 命の重みを劇や講演で伝え続ける鷲見三重子さん(66)=東員町六把野新田=が、絵本『しあわせの種』を自費出版した。事故や自殺で若い命が失われていくのを悲しみ、「子どもが小さな時から何度も『命は大事』と心に刷り込みたい」という。
 鷲見さんは一九九七年に長男の拓也さん=当時(16)=を交通事故で失い、悲嘆に暮れた。「誰も死なせてはならない」との強い思いから、二〇一四年に「いのちの言葉プロジェクト」を立ち上げてメンバーと中学高校や大学で啓発活動を始めた。一七年からは小学校高学年向けの人形劇で命の大切さを伝えている。
 子どもにも理解してもらえるように、人形劇を分かりやすく絵本に落とし込んでいる。鷲見さんの体験を基にし、家族を突然奪われた悲劇だけでなく、その後の交通事故を防ぐ取り組みや命の大切さを伝える活動など、拓也さんが残した「種」が芽吹き広がっていく様子を描く。
 鷲見さんは「短くても精いっぱい生きて、その子にしかまけない種をまいた。嫌なことがあっても、自分にしかできない種をまこうと前を向いてもらえれば」と話す。
 一七年に皇学館大で交通事故の被害者や遺族が思いを語る「いのちのキャンパス」が開か...

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