<湖国の現場2020> 多角化経営、いち早く 竜王の古株牧場

2020年11月22日 05時00分 (11月22日 05時00分更新) 会員限定
乳製品をPRするスタッフ=竜王町小口の湖華舞本店で        

乳製品をPRするスタッフ=竜王町小口の湖華舞本店で        

  • 乳製品をPRするスタッフ=竜王町小口の湖華舞本店で        
  • 出荷間近の肉用牛をブラッシングする古株さん=竜王町山之上で
 竜王町の古株牧場=古株治明代表取締役(41)=が、二〇二〇年度農林水産祭の多角化経営部門で最高の天皇杯に輝いた。酪農と乳製品開発による「湖華舞(こかぶ)」ブランドの確立、肉用牛の肥育、牛ふんたい肥を使った米作りといった、幅広い取り組みが評価された。
 古株牧場は水稲と酪農に加え、一九九七年秋から乳製品加工を始めた。「六次産業化」という言葉が、まだ一般的でなかった時代。牛乳の生産調整の関係で、余剰分を有効活用できないか模索する過程で、古株さんの母明子さん(65)を中心にソフトクリームを開発。夜に搾乳し、すぐに殺菌して原料を作り、町内や周辺でのイベントで販売すると、たちまち評判に。「持って帰りたい」という多くの声を受け、翌年には黒豆、ミルク、抹茶の各種のジェラートを開発し、ブランドの礎ができた。
 二〇〇五年には肉用牛の肥育を本格的に開始。古株牧場といえば、ミルクや乳製品のイメージが強いが、飼養頭数は乳用牛の五十頭に対し、肉用牛は八百頭に上る。宮崎や島根から買い付けた素牛のほか、毎年、乳牛が出産する四十頭ほどの子牛も肥育し、近江牛として出荷している。
 牛の胃に負担をかけないよう、餌は一日五、...

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