【とやま写真館】無舗装の駅前 広々と

2020年11月22日 05時00分 (11月22日 11時35分更新)
1908(明治41)年の開業直後の富山駅(富山市郷土博物館蔵)

1908(明治41)年の開業直後の富山駅(富山市郷土博物館蔵)

  • 1908(明治41)年の開業直後の富山駅(富山市郷土博物館蔵)
  • 現在の富山駅

◇富山駅(1908年)

 一九〇八(明治四十一)年、現在の位置に移転開業して間もないころの富山駅だ。その後、一三(大正二)年には日本海側初の路面電車である富山電気軌道(市電)が開業するが、写真にはまだない。駅前は舗装されておらず、今より広々としている。道行く人々は洋風の帽子に和装といういでたち。奥には大八車も見える。
 それまでは神通川西岸の田刈屋地区に仮駅があったが、魚津への延伸に合わせて移転した。太平洋戦争の戦火で一度は焼失するも、五三(昭和二十八)年に二代目の駅舎が建設された。
 七三年、政府が北陸新幹線の整備計画を決め、駅前の再開発が加速。八六年に「エスタ」、その翌年に「マリエとやま」と駅ビルが次々と開業し、駅前の風景は一変した。
 北陸新幹線が開業した二〇一五年、現在の三代目駅舎が新築された。今年三月には駅の北側と南側を走る路面電車が接続され、駅構内は次世代型路面電車(LRT)が行き交うようになった。駅前では、新型コロナウイルスの収束後を見据えて複数のホテルの開業が予定され、富山の玄関口は今も変化を続けている。 (長森謙介)
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 富山の今昔を写真でたどる「とやま写真館」が開館しました。懐かしい風景、思い出の街角。あのころにタイムスリップしてみませんか−。

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