再会 懐かしの母校 黒部・旧前沢小 閉校後初の開放

2020年11月22日 05時00分 (11月22日 11時32分更新)
鉄琴や鈴を使って校歌を奏でる中学生=黒部市旧前沢小で

鉄琴や鈴を使って校歌を奏でる中学生=黒部市旧前沢小で

  • 鉄琴や鈴を使って校歌を奏でる中学生=黒部市旧前沢小で
  • 児童が書いた感謝のメッセージなどが閉校時のまま残る教室=黒部市旧前沢小で

感謝の言葉 当時のまま

 二〇一六年三月に開校以来百四十二年の歴史に幕を下ろした黒部市の旧前沢小学校が二十一日、閉校以来初めて一般開放された。教室には児童が最後の登校日に黒板、壁、床に書いた感謝のメッセージが当時のまま残されており、多くの住民が通学していたころを懐かしんだ。 
 地区の子ども、保護者、祖父母の三世代交流を図るとともに、閉校時に別れを告げられなかった住民に再度機会を与えようと、ふるさと黒部つむぐプロジェクト、前沢自治振興会、前沢地区社会福祉協議会が主催。前沢公民館が共催した。
 校舎のうち、閉校時には一学年一学級だった各学年の教室や理科室、音楽室、体育館が公開された。小学四年まで同校に通った栗原史帆さん(14)=明峰中学校三年=は「全校児童が七十三人しかいなくて、全員の名前を覚え、仲も良かった。あらためて学校を見て、当時を思い出し感動した」と話し、同級生の中野詩音莉さん(15)=同、朝倉花音さん(14)=同=と一緒に音楽室の鉄琴で校歌を演奏してみせた。
 閉校時の前沢自治振興会長で、閉校記念事業実行委員長だった舟子忠明さん(76)は「見晴らしが良く、素晴らしい環境の学校だった」と語った。
 来校者には開校年(一八七三年)と閉校年、校章を記した缶バッジが贈られた。 (松本芳孝)

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