潜在保育士 復職を支援 金沢市研修 人手不足改善へ

2020年11月21日 05時00分 (11月21日 11時34分更新)
保育士への復帰に向けた講習会で、正しい手の洗い方を学ぶ参加者ら=金沢市富樫の市教育プラザ富樫で

保育士への復帰に向けた講習会で、正しい手の洗い方を学ぶ参加者ら=金沢市富樫の市教育プラザ富樫で

  • 保育士への復帰に向けた講習会で、正しい手の洗い方を学ぶ参加者ら=金沢市富樫の市教育プラザ富樫で
 保育士の人手不足を改善しようと、金沢市は、資格を持っていても現在保育士として働いていない「潜在保育士」の復帰を後押しするための研修を始めた。十九日には、潜在保育士を対象にした初の講習会を市教育プラザ富樫で開いた。
 市立保育所の保育士は四月一日現在で二百三人と、この五年間で約二割減少した。結婚や出産を機に退職する人が年々増える傾向にある。県子育て支援課によると、県内で保育士として登録している一万六千七百二十五人(同日現在)のうち、実際に現場で働いているのは四割ほどの六千二百九十二人にとどまる。若手に比べ、中堅以上の保育士が少なく負担が増しているため、市は潜在保育士の現場復帰を促すことにした。
 講習会は、最新の保育状況や感染症対策などを学ぶ場として開かれ、四人の元保育士が参加。市保健所職員らが手の洗い方や食事の際に気を付けること、子どもの特性などについて説明した。
 参加者は、新型コロナウイルス対策として、ブラックライトに反応する専用のジェルを使い、手の洗い残しを確認。普段の洗い方では汚れが十分に落ちていないと知り、驚いていた。子どもも覚えやすいよう音楽に合わせて指の間や爪の先をしっかり洗う正しい手洗いを学んだ。
 来年度に復職を考えているという中本恵子さん(60)は「退職して三十年以上たつので、こうやって現在の保育の現状を学ぶ機会があると助かる」と話した。
 市幼児教育センターの担当者は「経験のある人の復帰を後押しするために、今後も講習を開いていきたい」と話している。(小川祥)

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