県内企業、感染対策を再徹底 3連休は外出自粛も

2020年11月21日 05時00分 (11月21日 05時01分更新)
 新型コロナウイルスの感染者が全国で急増していることを受け、県内の主要企業も警戒を一段と強めている。従業員の出張自粛や接触機会を減らすといった対策のほか、休日の過ごし方にまで細心の注意を呼び掛ける企業も。感染防止と事業継続の間で難しいかじ取りが続く。 (久下悠一郎、木造康博、伊東浩一)
 河合楽器製作所は二十一〜二十三日の三連休について、従業員に県内外を問わず外出自体を控えるよう、これまでより踏み込んだ呼び掛けをした。
 磐田市内で勤務する従業員一人の感染を十八日に発表した浜松ホトニクス。これまでは工場や営業所といった拠点間の移動を極力避け、オンラインでのやりとりを推奨してきたが、移動を原則禁止とする対応に踏み切った。
 ヤマハ発動機は磐田市の本社を中心に、在宅勤務や時差出勤を続けて職場の人数を従来の三割に減らす運動を継続し、「密」を避ける。
 県は一日当たりの感染者数が最多となった十八日、感染流行状況を初めて「まん延期」に引き上げた。これを受け、浜松いわた信用金庫は、県外への出張や県外からの来訪者の受け入れは慎重に検討するように職員に改めて周知した。緊急事態宣言中は顧客への訪問営業を見合わせたが、今回は「経済活動を停滞させないため」(担当者)として、顧客の了解が得られた場合の訪問営業は続ける。
 遠州鉄道も県の指針に従い、感染リスクの高い行動を避けるようにグループ全体に指示。東京都や北海道といった感染が特に拡大している地域については、出張などの移動を慎重に判断するよう求めている。
 ただ、従業員のプライベートの行動については、呼び掛けはできても、完全に縛ることはできない。あるメーカー社員は「『Go To イート』の食事券で外食を家族で楽しもうと思っていたが、どこまでが大丈夫なのか分からない」と悩ましげ。遠鉄の丸山晃司常務は休日の過ごし方について「個人の責任に任せている」と説明した。
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