ペン字 練習の輪広まる 七尾の鹿山さん 月1回カフェで開く

2020年11月21日 05時00分 (11月21日 10時33分更新)
カフェ店内で月1回楽しみながら開かれているペン字教室=七尾市中島町浜田で

カフェ店内で月1回楽しみながら開かれているペン字教室=七尾市中島町浜田で

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ゆったり楽しみ 認知機能低下予防も

 七尾市中島町浜田のカフェ「CAFE AROMA(カフェアロマ)美(び)」で月1回、市内で書道教室を開く鹿山(しかやま)恵美さん(45)の指導で、女性たちが和気あいあいと楽しくペン字を練習する教室「カフェ de(で) ペン字」が開かれている。じっくりと丁寧に字を書くことで認知機能低下を防ぐ狙いもあり、何よりサロン感覚で仲間と楽しいひとときを過ごす雰囲気を重視。参加者を増やし輪を広げたい考えだ。(室木泰彦)
 「ひらがな『み』はもともと漢字の『美』から生まれました。『美』も意識してみてください」。指導する鹿山さんは、硬筆書写技能検定一級を持ち、市内の複数のカフェなどで書道やペン字を指導する。自身で作ったひらがなと字源の漢字の関係を説明する手描きボードを見せながら助言。受講する女性たちはペンで何度も心を込めるように「みみみみみ…」と書いていく。
 「最近パソコンばかりで字を書かないから大変やわ」「ゆっくり書いてみるとなかなか難しいね」。女性たちは気ままに言葉を交わしながら楽しそう。鹿山さんは「店内の雰囲気を味わいながら、ゆったりとペン字を楽しんでもらいたい」とカフェでも教室を開くようになった。
 鹿山さんは、のと鉄道能登中島駅の隣で二〇一八年十二月からカフェを営業する福岡一美さんと意気投合。八月から毎月一回、最終月曜の午前の教室が実現した。三回目の十月二十六日は女性五人が受講。候補者三人による激戦だった市長選投開票日の翌日だったこともあり、「候補の一人、私よく知っている」「この店にも来たことあるよ」。ペンを走らせながら、口も止まることはない。
 午前十時半から約一時間半。正午が近づくと福岡さんが通常メニューにない特製ランチを運んできた。この日は目玉焼きなどを挟んだベーグルサンドにアボカドなどのサラダやソーセージ。ペン字練習後のお楽しみタイムがやってきた。
 元看護師で今も市内で各種ボランティア活動に精力的に参加する飛田とし子さん(71)=同市青葉台=は「字を上達させたい気持ちはもちろんあるが、それ以上に仲間とランチを囲んだり楽しく過ごせる時間。それが認知症予防につながれば何より。同じような思いを抱く人はもっといると思う」と輪を広げたい考えだ。受講など問い合わせは鹿山さん=電090(3293)8235=へ。

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