児童虐待 対応強化を 合同研修で訓練、意見交換

2020年11月21日 05時00分 (11月21日 10時46分更新)
虐待が疑われる家庭への対応を実践する参加者=富山市の警察学校で

虐待が疑われる家庭への対応を実践する参加者=富山市の警察学校で

  • 虐待が疑われる家庭への対応を実践する参加者=富山市の警察学校で

県警など関係機関

 年々増加する児童虐待への対応を強めるため、県警は児童相談所(児相)や自治体との合同研修会を富山市の警察学校で開いた。虐待の現場を想定した訓練や意見交換を通じて、関係機関の連携を深めた。(山岸弓華)
 県内各署や県女性相談センター、児相から約五十人が参加。訓練は、親から虐待を受けている疑いのある児童を保護するという想定で行い、参加者は親子や各機関の職員にふんした。
 子どもの状態を確認するため、裁判所の許可を得て、児相職員が強制的に家に立ち入る「臨検・捜索」を実践。声を荒らげて抵抗する親を冷静に説得しながら、子どもを保護するまでの流れを緊迫感を持って実演訓練した。
 その後の意見交換会では、「早期防止のため、積極的に情報共有を行いたい」「取りこぼしは絶対ないようにしていきたい」などと虐待防止に向けた思いを強めた。富山地検の担当者による検察の児童虐待への取り組みをテーマにした講演もあった。
 県警の中林正範少年女性安全課長は「真に児童が安心して過ごせるようになるには、関係機関それぞれの支援が必要不可欠。相互の役割を理解し、顔の見える関係性を築いていければ」と呼び掛けた。
 県警によると十月末現在、警察から児相への通告児童数は三百八十九人で、前年同期比六十件増えている。

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