貴景勝は御嶽海と対戦する。強敵中の強敵だが、御嶽海は半分死んでいる。しかし死んだふりかもしれないので注意はした方がいい【北の富士コラム】

2020年11月20日 21時17分

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貴景勝(左)が押し出しで志摩ノ海を下す

貴景勝(左)が押し出しで志摩ノ海を下す

  • 貴景勝(左)が押し出しで志摩ノ海を下す
 優勝がさらに絞られる13日目の土俵。前半戦の相撲は、勝ち越しに懸命な力士と、負けが込んで十両落ちを心配する力士たちが必死に戦う。それだけに熱戦が多くなるのだが、今日はなぜか淡々と取組が進行する。
 北勝富士が不得意の左四つに組まれたが必死に抵抗し、不十分な左四つの体勢にもかかわらず徳勝龍を寄り切って9勝目を挙げた。場所前から好調だったようで10勝なら返り三役の芽が出てくる。
 反対に初日から3連勝し、正代が優勝するのだから、俺にも出来ると大言壮語していた隠岐の海はあえなく負け越してしまった。私も彼の大ボラに乗ってつい優勝候補に名前を挙げてしまった。これは大失敗だった。それでも、年齢の割には頑張った方ではないか。
 後半の土俵は大勝負を控えているので、緊張感がまるで違ってくる。始めに登場したのが、2敗の照ノ富士に3敗で首の皮1枚残している竜電。今場所の竜電は、差し身の良さと柔らかい足腰でしぶとさを見せている。先に前みつを引いて頭をつけると照ノ富士も苦戦するとみていたが、立ち合いの照ノ富士は左足から鋭く踏み込んですぐに左上手を引いてしまった。
 私の所ではそれが見えなかったので、竜電がうまく取っていると映った次第です。照ノ富士は左を取ったらすぐに勝負に出る。攻められる前に出る。絶対に下がらないと決めているようだ。右も前みつを引きつけ、グイグイとばかりに引きつけると竜電の上体がすぐに起きてしまった。それほど引きつけが強いのだろう。それだけで戦意喪失となった竜電は力なく土俵を割った。照ノ富士は強かった。付け入る隙なし。
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