スズキ、米子会社再編へ 事業分割し新会社設立

2020年11月20日 05時00分 (11月20日 05時01分更新)
 スズキは十九日、米国の販売子会社スズキモーターオブアメリカ(SMAI)を再編すると発表した。二輪車・ATV(バギー)事業とマリン事業に分割し、それぞれ新会社を来年四月に設立。各事業の意思決定の迅速化と効率化を狙う。
 マリン事業の「スズキマリンUSA」はフロリダ州タンパ市に新設する。同州は全米で船外機の売り上げが最も多く、販売店や部品メーカーと連携しやすいという。同州パナマシティ市に六月開設したマリン製品のテスト拠点「スズキマリンテクニカルセンターUSA」にも近く、顧客の声を開発に生かす狙いもある。
 二輪車・ATV事業は「スズキモーターUSA」を新設。カリフォルニア州ブレア市のSMAIの拠点を引き続き使用し、組織のスリム化や販売強化を図る。SMAIは持ち株会社として存続し、従業員二百二十二人は新会社に分散する。
 米国では新型コロナウイルス感染拡大に伴い、野外で遊べるマリン製品の需要が高まっている。スズキの二〇二〇年九月中間連結決算で、北米のマリン事業他の売上高は前年同期比11・6%増の二百十七億円と伸長した。北米の二輪事業は5・5%減の百三十三億円と減少したが、他地域に比べ落ち込みは少なかった。 (鈴木啓紀)

関連キーワード

PR情報