【富山】富大生らクラスターに 県内8例目 共に会食、7人感染 

2020年11月20日 05時00分 (11月20日 05時01分更新)
校門に張り出された、学生の入構禁止を呼び掛ける立て看板=19日、富山市の富山大五福キャンパスで

校門に張り出された、学生の入構禁止を呼び掛ける立て看板=19日、富山市の富山大五福キャンパスで

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五福キャンパス入構禁止


 富山県と富山市は十九日、市内在住の十〜二十代の男女七人による県内八例目のクラスター(感染者集団)の発生を確認したと発表した。七人は市内の飲食店やカラオケボックスで会食していた。富山大はこのうち六人が同大の学生と明らかにし、同日から二十三日まで五福キャンパス(富山市)の授業を休講にして学内の入構を禁止する措置を取った。
 県と市によると、クラスターの七人は十二日夕から十三日未明にかけて市内の飲食店二軒とカラオケボックスへ一緒に行った。飲食店では感染対策が施されており、カラオケボックスも客が利用するごとに消毒を実施しているため、市は他の利用客への感染拡大の可能性は低いとみている。
 七人のうち五人は富山大非公認のサークルに所属しており、県と市は、同じサークルに所属する学生ら約六十人の感染の有無を検査している。
 この三日間でクラスターを含めて計十人の感染者が出たことについて、県の石黒雄一厚生部長は「全国的には第三波がきているが県内はまだ重篤な状況ではない。行動自粛まではいかないが、警戒を要する事態であることは間違いない」と注意を促した。
 富山大五福キャンパスの校門には、入構禁止を呼び掛ける立て看板が置かれ、出入りする人もまばらだった。同大では十月二日に対面形式の授業を再開したばかりだったが、この事態を受けて今月二十四日から十二月二日までは遠隔授業に切り替えることにした。校門付近にいた都市デザイン学部一年の男子学生は「対面授業の方が集中できるので、また遠隔授業になってしまい残念。若い人の間で感染が広がっているので、人が集まる所を避けるようにしたい」と話した。
 十九日はクラスターに含まれる二人の他に、富山市の七十代女性一人の感染も新たに確認された。県内の感染者数は計四百三十八人となった。

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