Aクラス決めた日、マウンドでほえた『祖父さん』に井戸田潤は大感動…思い出す“錦の夜空の絶叫”

2020年11月19日 06時00分

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8年ぶりAクラスはファンにとっても待望の出来事。3位に入った喜びを語った井戸田さん

8年ぶりAクラスはファンにとっても待望の出来事。3位に入った喜びを語った井戸田さん

  • 8年ぶりAクラスはファンにとっても待望の出来事。3位に入った喜びを語った井戸田さん
◇井戸田潤『ドラ放談』
 
 竜党を自負する著名人が独自の視点でドラゴンズ愛を語る「ドラ放談」。今回はお笑いコンビ「スピードワゴン」の井戸田潤さん(47)です。愛するドラゴンズの8年ぶりAクラスは、やはり待望の出来事。親交のある祖父江大輔投手(33)が最優秀中継ぎ投手のタイトル獲得となったことも、右腕の思いをよく知る井戸田さんにとっても格別のことという。そんな喜びを、たっぷりとつづりました。

     ◇     ◇
 ドラゴンズ8年ぶりのAクラス。いやぁ、ホントに良かった!Aクラスに王手をかけた4日の福投手の涙とか、5日に3位が決まった瞬間、ベンチの中で与田監督をはじめとする全員のガッツポーズとか、あれを見るとやっぱり、選手もファンも、当然ですけどこの時を待ってたな、という感じが出てましたね。僕自身も、この時をすごく待ってました。
 最後はAクラスになるんだろうなと思っていたのですが、10月末から6連敗した時は、もうヤバいなと思いましたね。なんか昨年の8連勝の後の8連敗がよぎるみたいな…。だから3位になってホントに良かったです。
 吉見投手が最後のあいさつの時に「ドラゴンズは強いです。これからもっと強くなります」と言ったり、大野投手が5日の試合後に「ドラゴンズは強いです」と言いましたが、それを聞いていて、Aクラスに入ったことで口に出すようになってきたのかなと感じました。やっぱBクラスが続いていたら「ドラゴンズは強いです」って言えないと思うんですよね。自分たちに、より自信がついたのかなというふうにも思いました。
 5日にAクラスを決めた瞬間、マウンドで祖父江投手がほえていましたが、それを見たら目頭が熱くなりました。いつも呼んでいるように祖父さんと書きます。昨年冬に見た祖父さんの姿がよみがえってきたんです。
 「あぁ、勝ち試合で投げてぇ!」
 昨年の冬、祖父さんは名古屋の夜空に向かってこう言いました。昨年限りで引退した、現2軍バッテリーコーチの武山さんの慰労会ということで、祖父さん、藤井さん、大野投手らと一緒に、僕も食事に行った時のことです。2軒目へ向かう時、武山さん、祖父さん、そして僕が一緒にタクシーで移動しました。
 その時、祖父さんが「どうしたらいいんですかね」みたいなトーンの話をしたんです。武山さんが「チームがここで投げてくれといったところでしっかり投げきるのがプロ。おまえはどこでも投げればいいんだよ」という感じで話すと、祖父さんは「そっすよねぇ」みたいな感じになって、そうこうしているうちに2軒目に着いたんですよ。そしたらタクシーを降りたところで、「勝ち試合で投げてぇ」。錦の空に向かって叫んでました。
 そんな祖父さんが今年、勝利の方程式の一角となり、勝ち試合でバンバン投げて、リーグ1位の30ホールドポイントで初タイトル。叫んでいた姿を見てるから、僕、すごくうれしいです。
 あれは高みを目指すアスリートの、心の底からの叫びだったと思います。そして、祖父さんはその思いを実現させ、防御率1点台という素晴らしい成績も残しました。祖父さん、かっこよすぎだよ。こんな最高のストーリーを見ることができて、うれしい!
(お笑い芸人)
▼井戸田潤(いとだ・じゅん) 1972(昭和47)年12月13日生まれ、愛知県小牧市出身の47歳。98年12月にお笑いコンビ「スピードワゴン」を小沢一敬と結成。ピン芸としては、カウボーイのようなスタイルでハンバーグにかけたギャグを繰り出す「ハンバーグ師匠」というキャラも大人気。メ~テレの「ドデスカ!」では長年、スポーツコーナーを担当。趣味は美容、三国志、バイク、ダイビング。

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