本文へ移動

貴景勝、幕内7人“埼玉栄高OB”最高位の貫禄! 後輩・琴勝峰の挑戦はね返し10勝目

2020年11月18日 20時29分

このエントリーをはてなブックマークに追加
突き落としで琴勝峰(左)を下す貴景勝

突き落としで琴勝峰(左)を下す貴景勝

◇18日 大相撲11月場所11日目(東京・両国国技館)
 大関貴景勝(24)=千賀ノ浦=は初顔の琴勝峰を退けて10勝目を挙げた。
 角界の一大勢力の新たなトップとして、貫禄たっぷりに後輩の挑戦をはね返した。貴景勝は、初顔の琴勝峰と真っ向勝負の立ち合い、押し込んでから反撃を許したが慌てない。気合十分で突っ込む相手の前のめりの姿勢を見逃さず、サッと体を開いて突き落としで料理。力強く1敗を守ってV戦線の先頭を守り、年間最多勝争いでも48勝で正代に並んだ。
 幕内に7人がひしめく埼玉栄高OBの最高位として、21歳と幕内最年少の伸び盛りを迎え撃った。「きょうに限って考えることは別にないけど、集中して気合を入れてやろうとだけ思いました」と平常心を強調しつつも、静かに燃えていた。
 かつて、同じ立場から番付を駆け上がった。幕内昇進時、大関に君臨していたのが豪栄道(現武隈親方)。初の上位総当たりだった2017年名古屋場所での初顔合わせは、前に出てはたかれた。その後も、連勝させてもらえることはなく、通算で3勝8敗。最後まで高い高い壁だった。
 初対戦から3年後、10学年上の大先輩の地位を受け継いだ。「先輩に立ち向かっていたので、今までは。今回初めて埼玉栄の後輩。だから何という訳じゃなけど、どんどん埼玉栄から育ってくれてるのはうれしいですね。(琴勝峰は)強くなると思います」。心を奮い立たせる一番になった。
 背中を追う立場から、24歳にして若手の前に立ちはだかる存在に。「自分は自分のやり方というか、一生懸命やったら人が判断すると思うんで。集中してやっていきたい」と土俵上で手本を示すだけ。追い掛けた先輩大関と重なる一言だった。
 18年九州場所以来、大関として初となる2度目の賜杯へ一歩ずつ近づくが「毎日を大事に新弟子からやってる。いつもと違うとかは1日もない」と重圧にも揺るがない強さを、若手に見せつけ続ける。

関連キーワード

おすすめ情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ