<長良川と生きる 河口堰運用25年>(2)高須輪中の大規模農場

2020年11月18日 05時00分 (11月18日 05時00分更新) 会員限定
広がる農地を説明する高木さん=海津市で

広がる農地を説明する高木さん=海津市で

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 集落の周りを堤防で囲み、水害に備える輪中(わじゅう)。長良川の河口に近い海津市、羽島市、輪之内町にまたがる高須輪中に現在広がるのは、大規模な農地。これは長良川河口堰(ぜき)(三重県桑名市)の存在と無関係ではない。
 農地を集約し、機械化を進めて作物を育てる「サンフレッシュ海津」(海津市)は、同市にある約二百ヘクタールのほ場で、米や麦、大豆、キャベツ、ジャガイモを栽培する。社長の高木健一(46)は「農業はひとり勝ちできない。産地を盛り上げる会社になりたい」と意気込む。
 農地の広さは、ナゴヤドーム四十二個分ほど。まるで北海道の農場のような光景が広がり、以前この土地で見られた農業とはすっかり姿を変えた。
 同社は地元農家でつくる営農組合として一九八六年に発足し、二〇一六年に株式会社となった。米は豊田通商や、「すき家」などのチェーンを手掛けるゼンショーホールディングスに、ジャガイモはカルビーに販売。取引先は主に大企業だ。
 大企業との取引では、作物の安定的な供給が求められる。サンフレッシュは衛星利用測位システム(GPS)付きの大型機械や、情報通信技術(ICT)を活用する。肥料をまくタイミングや作物...

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