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井上尚弥と拳交えた19歳・石井渡士也スパーリングで成長!コロナ禍で世界王者らが指名「刺激的でためになった」

2020年11月17日 21時56分

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石井渡士也

石井渡士也

  • 石井渡士也
  • 2019年12月に日本ユース・バンタム級王座を獲得した石井渡士也=東京都文京区の後楽園ホールで(藤本敏和撮影)
 ボクシングWBA・IBF統一バンタム級王者の井上尚弥(27)=大橋=を筆頭に国内トップ級の選手たちと次々とスパーリングで拳を交え、コロナ禍の中で急速に強くなってきた19歳がいる。プロ3戦全勝(2KO)の日本ユース・バンタム級王者、石井渡士也(REBOOT・IBA)だ。世界王者たちと経験を積んだ若手は23日に行われるノンタイトル戦でその成果を試す。
 井上尚弥と1月から10月まで計40ラウンド。WBOフライ級新王者の中谷潤人(M・T)とは数年前から計100ラウンド以上。井上尚弥の弟で元WBCバンタム級暫定王者の拓真(大橋)、WBCライトフライ級王者の寺地拳四朗(BMB)、世界3階級制覇の田中恒成(畑中)…。石井がこの1年間、スパーリングで拳を交えた選手たちだ。
 「一番はもちろん井上(尚弥)選手。それに中谷選手が強かったです。すごく刺激的なスパーが多かったので、ほんとにためになった。試合なくても関係なく強くなれたかなって思います」
 これまで、世界戦間近の選手は海外からスパーリングパートナーを呼ぶことが多かった。だが、コロナ禍で今年はほぼ不可能に。そこで浮上したのが石井だった。
 石井の名が他のジムに知られるきっかけとなったのは、今年1月、井上尚弥のスパーリング再開時のパートナーに指名されたこと。「モンスター」は、あまりの強さから、練習パートナーがなかなか見つからないのが実情だった。
 だが、プロ3戦の石井は圧倒されながらもパンチを返し、ダウンすることなくしのぎ切った。その内容は大橋ジムから高く評価され、口コミで他のジムにも広まり、次々と一流選手のパートナーを務めることになった。
 「嫌がる選手もいると聞きますけど、自分は井上選手とのスパーは勉強になるのでぜひやりたいという感じでした」と、石井は振り返る。
 ジムを率いる射場哲也会長は「強い相手と練習をしても身にならない選手が多いけど、渡士也はぐんぐん吸収するんです。井上選手とスパーリングをはじめてからの伸びは特にすごい」と、目を細める。
 世界王者たちと経験を積んだ若手は23日、兵庫・三田市で世界戦経験もあるプロ30戦(28勝15KO2敗)のIBFスーパーフライ級13位・石田匠(28)=井岡=とのバンタム級ノンタイトル8回戦でその成果を試す。石井の10倍の試合を経験している世界ランカーだ。だが、石井は動じていない。「怖さは特にないです。テクニック的にも気持ちの面でも自分が勝っていると思います」と断言した。19歳は、1年ぶりの試合で一気に飛躍する。
 ▼石井渡士也(いしい・としや) 2001(平成13)年1月15日生まれ、東京都武蔵村山市出身、19歳。身長162センチ。REBOOT・IBAジム所属。武蔵村山市第三中1年生時にアマチュアジムでボクシングをはじめ、花咲徳栄高ボクシング部入部を機に現ジムに入門。同校では18年高校総体準優勝などの実績を残したが、大学からの誘いを断り卒業とともにプロ入り。19年4月プロデビューし同12月に日本ユース・バンタム級タイトルを獲得した。3戦全勝2KO、右ボクサーファイター。リング外では父、兄とともに鉄筋工として働く。

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