中間決算 県内33社、減益も大幅改善

2020年11月17日 05時00分 (11月17日 05時01分更新)
 静岡県内の上場企業三十三社の二〇二〇年九月中間決算が出そろった。本紙の集計では、最終的なもうけを示す純利益は前年同期比46・7%減の六百九十三億円で、新型コロナウイルス感染拡大が直撃した四〜六月期の98・7%減から大幅に改善した。全体の四割超の十五社は赤字だったが、スズキなど完成車メーカーの生産回復を受け、車関連の製造業を中心に復調が目立った。 (久下悠一郎)
 純利益はリーマン・ショックの影響を受けた〇九年や、東日本大震災後の一一年の水準を上回り、七〜九月期だけ見れば0・3%減とほぼ前年並みだった。中国でピアノ販売が伸長したヤマハと、トヨタ自動車向けの内装材の受注が回復してきた共和レザーは、四〜六月期の赤字から黒字に転換した。
 売上高は23・0%減の二兆二千二百四十七億円。約八割の二十六社が減収だったが、四〜六月期に比べ落ち込みは縮小した。自動車部品の出荷が取引先の工場稼働再開を受けて持ち直し始めたほか、巣ごもり需要で小売り関連が引き続き好調だった。
 二一年三月期の業績予想も出そろい、八月までに公表した二十四社のうち十社が純損益を上方修正した。ただ、期初の著しい落ち込みや、今後の新型コロナ感染状況の不透明感から、十二社が減益、十社が赤字を見込む。
 集計は県内に主要拠点を置く銀行以外の上場企業を対象とした。

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