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蜃気楼 出ない日も満足を 魚津観光でJTB支店 実証実験

2020年11月17日 05時00分 (11月17日 05時03分更新)
「JOY蜃気楼」でサイクリングを楽しむ参加者=魚津市の魚津港周辺で

「JOY蜃気楼」でサイクリングを楽しむ参加者=魚津市の魚津港周辺で

  • 「JOY蜃気楼」でサイクリングを楽しむ参加者=魚津市の魚津港周辺で
  • 釣りを楽しむ参加者=同市の魚津おさかなランド裏手で

釣りやスイーツ「体験型」


 JTB富山支店(富山市)は魚津市と連携として十五、十六の両日、市の観光資源「蜃気楼(しんきろう)」が見られなくても満足できるような体験型観光商品の実証実験を実施した。全国的に有名な蜃気楼を呼び水とした誘客を目指し、今後、商品化の是非も含めて検討する。(松本芳孝)
 実証実験は、地域活性化のため自治体が民間企業の人材を受け入れる国の「地域おこし企業人」として魚津市に派遣されている同支店の甲田憲幸さんらが中心となって進められた。
 蜃気楼を待つ間、ガイド付きサイクリングや釣りを楽しむ「JOY蜃気楼」、観測地点でガイドの解説を聞き、望遠レンズを付けたカメラをのぞいたり、スイーツを楽しんだりする「おもてなし蜃気楼」の二つのコースを考案。十五日は一般の家族連れ二十一人、十六日は県内外の蜃気楼ファン十五人に、両コースを体験してもらった。
 十六日午後、魚津おさかなランド周辺で釣りをした蜃気楼ファンはマアジ、マイワシを釣り上げ、富山湾の魅力を体験した。
 ガイド付きサイクリングでは、魚津おさかなランドを着発点に魚津港や国登録文化財「魚津浦の蜃気楼(御旅屋(おたや)跡)」など市内の観光スポットを巡った。ミラージュランドでは高さ約六十メートルの観覧車に乗車、諏訪神社ではユネスコ無形文化遺産の「たてもん祭り」の説明を受けた。
 体験に先立ち、蜃気楼ファンによる魚津の魅力を探る会議があり、「魚津では上位蜃気楼しか蜃気楼とみていないが、ほぼ九割方確実にみられる下位蜃気楼も蜃気楼と評価すると、客の満足度も上がるのでは」などの意見が出た。
 同支店や市は今回の実験参加者から募ったアンケートなどを基に観光商品化の是非を含めて検討する。実験は観光庁の補助を受けて実施した。

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