“坂道グループ”と立場逆転…紅白落選でもトレンド入り際立つ“AKB”の存在感「悔しいです、は贅沢」

2020年11月16日 15時31分

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2016年の紅白歌合戦に出演するAKB48

2016年の紅白歌合戦に出演するAKB48

  • 2016年の紅白歌合戦に出演するAKB48
<紅白選考・記者の目>
 今年の大みそかに行われる「NHK紅白歌合戦」の出場歌手が発表され、昨年まで11年連続、12回出場していたAKB48が出場を逃した。兆しは5年前からあったが、ネットではファンが騒然。皮肉にも落選により、グループの存在の大きさを改めて知らしめる結果ともなった。
 初出場したのは2007年。リア・ディゾンや中川翔子との合同で初出場し、翌年は落選。09年には単独枠で出場を果たし、昨年19年まで連続11年出場してきた。
 12年には名古屋拠点の「SKE48」、13年に大阪拠点の「NMB48」、14年に博多拠点の「HKT48」と『48グループ』が続々と初出場。ある年は4組出場もし、絶好調だった。
 だが15年から風向きが変わる。秋元康さんが公式ライバルとして11年にプロデュースした「乃木坂46」が初出場。この頃から雲行きは怪しくなった。「AKB48」は出場するも新曲でなく、過去のヒット作を交えたメドレーばかりだったからだ。16年には「欅坂46」も初出場し、年々と後続の『坂道グループ』が増え、立場は逆転。昨年19年も『坂道』が3組。そして今年ついに姿を消した。
 落選のニュースが流れると、AKB48の山根涼羽はツイッターで残念がり「悔しいです。って言えること自体とても贅沢な事なのは分かっています」と複雑な胸中を明かした。
 現役で大先輩の柏木由紀は「11年連続で出演させていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。ファンの皆さん、歴代のメンバー、関わってくださった皆様のことを思うと胸がぎゅっと締め付けられるようなそんな気持ちもあります。ここが全てではないことはわかっているけどそれでもまた誰かに認めてもらえるように私達は頑張ります」と宣言。元メンバーの宮澤左江も「大丈夫だよ!初めの頃にちょっと戻っただけだよ!」と後輩に呼び掛けるように更新した。
 ネットでは「坂道3グループも出すならせめてAKBだけでも」「AKB落選したか…今年は紅白見るのやーめた」と戸惑いの声も見られ、ツイッターでは「AKB48」「AKB落選」などがトレンドインした。
 今回は残念な結果だったがトレンドインの事実が、これまでのグループの軌跡や偉大さを肯定していると思う。05年に誕生した「AKB48」率いる『48グループ』があるからこそ『坂道グループ』が生まれ、平成の”アイドル戦国時代”があった。多くのファンの”青春”でもあったはずだ。まずその健闘と栄誉をたたえ、今後の再起に期待したい。
(中日スポーツ 高木梨恵)

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