秋の五箇山 火難よ去れ

2020年11月15日 05時00分 (11月16日 10時10分更新)

一斉放水される合掌造り集落=14日、富山県南砺市菅沼で(松村裕子撮影)

 富山県南砺市の世界文化遺産、菅沼合掌造り集落で十四日朝、消火訓練があり、三角形のかやぶき屋根が並ぶ晩秋の集落内に何本もの水のアーチがかかった。
 秋の全国火災予防運動中の恒例訓練。五箇山民俗館から出火したとの想定で、地元消防団員や住民ら約七十人が二十四基の放水銃や五台のポンプ車から放水。水柱は屋根を越える高さ二十五メートルに達した。集落内には火に弱いかやぶきの建物が十二棟あるが、大正以降に火事は発生していない。
 紅葉の山を背景に白い水のアーチが山里を彩り、集落を見渡せる国道156号沿いに集まった写真愛好者が盛んにシャッターを切った。孫と見物に来た同県砺波市福岡、会社員島田春美さん(63)は「ニュースで見たことはあるが生で見て感激した」と話した。

関連キーワード

PR情報