本文へ移動

「3・11」の教訓、次代に 名古屋で防災考えるシンポ

2020年11月16日 05時00分 (11月16日 05時00分更新)
東日本大震災の語り部らが登壇した防災人材交流シンポジウム「つなぎ舎」=名古屋市昭和区の市公会堂で

東日本大震災の語り部らが登壇した防災人材交流シンポジウム「つなぎ舎」=名古屋市昭和区の市公会堂で

 東日本大震災の被災経験を南海トラフ地震の備えに生かす防災人材交流シンポジウム「つなぎ舎(や) 3・11を未来へつなぐ」(実行委員会主催、中日新聞社など共催)が十五日、名古屋市公会堂であった。東北や東海地方の防災・減災の担い手が参加し、連携して災害の教訓を伝えていく重要性を確認した。
 被災地の語り部団体の代表者ら四人が活動を報告。東北福祉大四年の志野ほのかさんは小学六年だった当時、宮城県東松島市の旧野蒜(のびる)小学校で被災し、自宅にいた祖父が津波の犠牲となった経緯を説明し、「生きることができなかった人がいる。どうか自分事として捉えて」と訴えた。
 パネル討論では、防災・減災を「自分事」として考えてもらうことの難しさなどがテーマとなった。登壇者の一人で名古屋大減災連携研究センター長の福和伸夫教授は「被災地ですら(防災・減災の学びを)継続するのは大変になっている」と指摘。「災害の被害を未然に防ぐ形で皆さんと力を合わせて備えていきたい」と締めくくった。会場には約百人が来場し、オンラインでも約六十人が視聴した。 (梅田歳晴)

関連キーワード

おすすめ情報

愛知の新着

記事一覧