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8連勝・貴景勝が実感『結び』効果「無心で取れる…ありがたい」2横綱2大関休場の思わぬ“副産物”

2020年11月15日 20時12分

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貴景勝(右)が引き落としで北勝富士を下す

貴景勝(右)が引き落としで北勝富士を下す

◇15日 大相撲11月場所8日目(東京・両国国技館)
 安堵(あんど)の拍手が心地良い。貴景勝が突き押しに徹し、引き落としで北勝富士を土俵にはわせ、土つかずで中日勝ち越しを決めた。
 同じ突き押し相撲で、過去9勝6敗のおっつけを武器とする手ごわい三役経験者に、前まわしを狙われるまさかの立ち合い。それでも決して慌てなかった。広く空いた懐に入り、相手の上体を起こす押し。出足を止めた瞬間にサッと右に動いて引きで料理。4番前で並走していた照ノ富士が初黒星を喫したことで、単独トップで後半戦に突入する。
 初日からでは、初優勝した2018年九州場所の6連勝を上回る快進撃だが、星勘定には「自分の相撲に集中してるんで、何も思わないですね」と無関心。一方で、2横綱2大関の休場によって5日目から上がり続ける結びの土俵が、大きな励みになっているという。
 「無心で取れるというのはありがたい。しっかり悔いのない相撲を取ろうと、気の引き締まる思いです」
 もともと、ファンの熱気を全身で受け止めて闘争本能が点火するタイプ。初めて無観客を経験した春場所では、率直にやりづらさを口にしていた。観客の上限が、2500人から5000人に緩和された今場所は「歓声が多い方がやりがいを感じられる」と充実感をにじませた。
 大関の優勝は、2017年初場所の稀勢の里(現荒磯親方)が最後。4年弱の長い長い大関の“沈黙の時代”を終わらせるのは、貴景勝しかいない。

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