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<延びる新幹線> 4カ月前に遅れ認識 鉄道・運輸機構、県に連絡なし

2020年11月13日 05時00分 (11月13日 05時00分更新)
杉本知事(右)と畑議長(手前)に陳謝する北村理事長(左)と上原鉄道局長(奥)=県庁で

杉本知事(右)と畑議長(手前)に陳謝する北村理事長(左)と上原鉄道局長(奥)=県庁で

 北陸新幹線金沢−敦賀間開業の一年半遅れが唐突に表面化した問題で、建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)のトップは四カ月も前に大幅な遅れを認識していたことが分かった。国土交通省には報告したものの、福井県への連絡はなし。地元を大困惑させる「寝耳に水」の公表となった。 (尾嶋隆宏)
 十二日、杉本達治知事らに説明するため県庁を訪れた鉄道・運輸機構の北村隆志理事長が明らかにした。
 大幅な工事遅延は七月に組織として把握した。敦賀駅建設が想定より二年遅れとなっていて「国交省鉄道局に慌てて報告した」。加賀トンネルの地盤膨張も深刻だと分かってきた。その後、敦賀駅は一年半の遅れに短縮でき、加賀トンネルは十カ月ほどの遅れと確認。今月十一日に公表に踏み切ったという。
 七月時点で県に連絡しなかったのはなぜか。北村理事長は「どの程度の影響があり、どの程度の時間を要するのか、分かってから報告しようと思った」と釈明した。一方で「昨年夏の時点で工事の遅れを感じていた」とも発言。「工事は遅れがあってもずっと挽回してきた。今回もできると思っていた」という言葉からは、挽回不可能と追い詰められ白旗を揚げた...

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