せっかくの屋外練習場、実践に近づけるのがオススメです

2020年11月12日 10時46分

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練習場でも苦手な状況を想定して打つことが大切です

 今回は、屋外の練習場でぜひ実践してほしい練習方法を紹介します。練習では、実際にコースを回る時のことを考えながら打つことも大切です。苦手な状況や場面を思い浮かべながら練習すれば、課題の克服に近づけると思います。 (取材・構成 堤誠人)

状況に応じた番手

 練習の目的は、技術面の修正や調整だけではありません。ある程度、自分の中で調子が良くなってきたなと感じたり、うまくいってきたなと思ったりするようになれば、練習場でも実戦と同じ状況を想定して練習することをお勧めします。
 例えば、練習場の打席に立って打つ方向を見た時、自分が苦手としている状況を想定してください。私の場合、右の方に池があると緊張してしまいやすいので、練習場でも「ピンの右手前に池がある」と想定することがあります。

想定→球筋決める

 もっと鮮明に想定できるのであれば、「池が気になって仕方がない○○カントリークラブのショートの○番」などと苦手なコースを想定すれば、なお効果的です。そこで、イメージした状況に応じた番手を使って打ちます。
 私は緊張してしまうと普段よりもスイングが小さくなったり、リズムが速くなったりする癖があるので、そのようなスイングをしないように意識しながら練習しています。
 この時の狙い方として、池があっても真っすぐにピンを狙っていくとか、ピンの左へ5メートル以内ならOKなどと想定します。そこで自分の球筋を決めます。

自信につながる!

 そして、自分が注意していることを意識しながら打ちます。苦手なシチュエーションでも普段と同じようなスイングとリズムを大切にして、一球一球、状況を想定しながら打つ練習を重ねていくことで自信につながります。
 もちろん、練習場で多くの球を打つことは大切ですが、場面や状況を想定して練習すれば、さらに上達できると思います。
 ぜひ、試してみてください。

【しのぶのひとりごと】

米ツアーで勝つため…渋野選手には一喜一憂せず挑戦してほしい

 米ツアーを転戦していた渋野日向子選手が国内ツアーに復帰しました。帰国初戦だった樋口久子・三菱電機レディスで予選落ちし、続くTOTOジャパンクラシックは30位。渋野さん自身も自分に期待していたと思いますし、本人が一番悔しいと思います。
 樋口久子・三菱電機レディスではホールインワンを記録したので、ショットはよくなってきていると思います。
 今まで、あまりピンを攻めていかなかった状況でも「これを攻めなければ米ツアーで優勝できない」と思ったら攻めないといけませんし、確実に打つための球筋をつくる必要もあります。今までよりも、はるかに上のレベルでコースを見なければいけません。
 今、渋野さんはその部分に立って、さらに上を目指していると思います。結果につながらないと焦りも出てくると思いますが、まだ自分の将来や夢に向かって進み始めたばかりなので、考えていることを思い切り試してほしいですし、ゆっくりとチャレンジしてほしいと思います。
 米ツアーで楽しそうにプレーしていた渋野さんを見て、この2カ月間で得たものは多かったと思います。これからの試合では米ツアーで得たものや、つかんだものを日本ツアーで見せてほしいと思います。

▼諸見里しのぶ(もろみざと・しのぶ) 1986(昭和61)年7月16日生まれ、沖縄県名護市出身。身長160センチ。ダイキン工業所属。おかやま山陽高を卒業後、2005年のプロテストに合格。06年にツアー初優勝し、09年には6勝を挙げて賞金ランキング2位と躍進した。国内メジャー大会3勝を含むツアー通算9勝。昨季限りでツアーの第一線から退いた。

取材協力 森永高滝カントリー倶楽部(千葉県市原市古敷谷1919) (電)0436(96)1266(代表)
(毎月第2・4木曜日の紙面に掲載)
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