介護従事者ら支援拡充訴え 富山駅前で街宣
2020年11月12日 05時00分 (11月12日 10時29分更新)
厚生労働省の定める「介護の日」の十一日、コロナ禍で打撃を受けている介護従事者や市民らが公的な支援の拡充を求めて、富山駅前で街頭宣伝を行った。
富山市内の介護施設で働く染谷明子さん(43)は「日常の業務に加え、感染対策もしなければならず、現場は大変。コロナ禍でも事業を存続できるよう、きちんとした補償を」と訴えた。
妻(80)を「老老介護」しているという富山市の中島芳夫さん(84)は「介護現場の人手不足などで事業所が閉鎖に追い込まれると、利用者やその家族も大変な事態に陥る。介護労働者が元気に働けるよう、経済面の支援は緊急の課題」と話した。
県医労連などの主催。街宣後、減収した事業所への財政支援や、公費による介護職員へのPCR検査の実施などを求める要請書を市に提出した。 (山岸弓華)
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