止まらぬクラスター 静岡市で12人認定、外国人か

2020年11月12日 11時22分 (11月12日 11時22分更新)
 静岡市は十一日、新たに確認した新型コロナウイルス感染者十人のうち八人が、五〜九日に感染が分かった市内の二十代の男女四人と、通学先やアルバイトの勤務先など生活圏が同じだったと発表した。関連の感染者は計十二人となり、市はクラスター(感染者集団)と認定した。県内では十七例目。いずれも外国人とみられる。 (谷口武)
 市によると、クラスター関連で約六十人が検査対象となり、約二十人の検査を終えた。詳細が判明している六人は十月下旬以降に発熱などを訴え、四人が入院。いずれも軽症という。
 六人はいずれも市内の同じ学校に通学。五人は市外の同じ工場で働き、送迎バスを利用。二十代の男性二人、二十代女性二人は、それぞれ同居している。
 工場の作業ではマスクや手袋を着け、消毒などを実施。通学先でも検温などの対策を施していたという。ただ、学校や住居など、ともに過ごす時間や空間が多く、市は「日常の会話や食事などを通じ広がった」とみる。残る六人の詳細は十二日以降に発表する。
 感染者の接触範囲を把握しているとして、市は国籍や学校名などは公表していない。感染者に県外への移動や接待を伴う飲食店の利用などはなく、感染源は不明。和田明久・保健福祉長寿局長は「親しい仲でも油断せず、会話時はマスクを着用する必要がある」と呼び掛けた。浜松医科大の堀井俊伸教授(感染制御学)は「基本的な予防策は日本人も外国人も変わらない」と指摘。「公共交通機関など目につく場所での多言語による注意啓発が求められる。各コミュニティーに直接届く方法を行政は関係団体の協力を得て模索する必要がある」と指摘した。
 静岡市ではほかに、四十代の男性会社員と、東京に出張していた高齢でない成人の感染も判明した。

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