秘境駅号、愛され10周年 JR飯田線観光列車

2020年11月12日 05時00分 (11月12日 05時01分更新) 会員限定
 愛知県豊橋市の豊橋駅と長野県辰野町の辰野駅を結ぶJR飯田線の人里離れた駅を巡る観光列車「飯田線秘境駅号」が、十周年を迎える。JR東海社員の手作り感が魅力の列車で、この秋も既に各列車とも予約でほぼ満席となる人気ぶりを誇っている。
 秘境駅が静かなブームになっていた二〇一〇年に初運行。鉄道ファンだけでなく、ローカル線の旅を楽しみたいという客層にも向けて企画した。
 鉄道愛好家が作る全国の秘境駅ランキングで上位に入る小和田(こわだ)駅(浜松市天竜区)、中井侍(なかいさむらい)駅(長野県天龍村)、為栗(してぐり)駅(同)−。周囲にほとんど民家などがないような駅に一定時間停車し、乗客はじっくり雰囲気を満喫できる。中には、一日当たりの乗車人数が二、三人しかいないような駅もあるという。毎年春と秋の観光シーズンに合わせて運行しており、これまでに計三百八十九本が動いた。
 使う車両は普段使う列車で、ほかの鉄道会社が持つような特別仕様の観光列車ではない。それでも社員が自らデザインしたヘッドマークを掲示するなど、手作りのおもてなしがアピールポイントの一つだ。
 今春は新型コロナウイルスの影響で中止に追い込まれたが...

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