次世代ラインへ自動化推進 トヨタ紡織、生産技術の研究開発拠点

2020年11月12日 05時00分 (11月12日 05時01分更新) 会員限定
IoT技術を活用して国内外の工場の稼働状況を一元管理するシステムの実演の様子=愛知県豊田市で

IoT技術を活用して国内外の工場の稼働状況を一元管理するシステムの実演の様子=愛知県豊田市で

  • IoT技術を活用して国内外の工場の稼働状況を一元管理するシステムの実演の様子=愛知県豊田市で
 トヨタ紡織は十一日、愛知県豊田市の同社猿投工場敷地内で今年一月に完成した生産技術関連の研究開発拠点「ものづくり革新センター」を報道機関向けに公開した。約百二十の工程、テーマで「カイゼン」や高度な自動化に向けた研究を進めており、人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)技術も駆使して次世代の生産ラインの確立を目指す。 (安藤孝憲)
 施設は地上五階建て、延べ床面積三万平方メートル余り。同社が創業百周年を迎えた二〇一八年に整備が始まり、投資額は約六十八億円。生産や品質管理の担当者らが集まり、実際の設備や車を使いながら工法を研究することで、主力の自動車シート事業などの競争力強化につなげる。
 シート製造は、複雑な形状をした骨格に合わせてカバーを縫い合わせたり、かぶせたりする工程にロボットの導入が難しく、車造りの中でも自動化が進んでいない分野とされている。トヨタ紡織は、金型にカバーをはめ込んでウレタンを流し込み、発泡させることで成形する独自工法に取り組んでおり、センターではデザインや座り心地に優れた製品の改良にも取り組む。
 カメラとAIを組み合わせてシートカバーの細かいしわを見つけ出す装置...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

関連キーワード

PR情報

経済の新着

記事一覧