本文へ移動

西松任駅に影響は? 新幹線 敦賀延伸延期 市長「完成後すぐ利用できない可能性も」

2020年11月12日 05時00分 (11月12日 05時03分更新)
在来線の西松任駅(仮称)の開業予定地付近=白山市北安田町で

在来線の西松任駅(仮称)の開業予定地付近=白山市北安田町で

  • 在来線の西松任駅(仮称)の開業予定地付近=白山市北安田町で
 北陸新幹線金沢−敦賀間の開業予定が2023年春から遅れる可能性がある中、白山市のJR松任−加賀笠間駅間で計画されている西松任駅(仮称)は予定通り、21年度に着工する。新駅は敦賀延伸と同時期の開業を目指しているが、突如、浮上した延伸延期問題も影響するとみられ、市関係者は気をもんでいる。 (都沙羅)
 西松任駅は松任−加賀笠間駅間約四・四キロのほぼ中間地点で建設される予定。周辺では宅地開発が進み、新幹線の白山総合車両所(同市宮保町)の隣接地に整備予定の見学施設「ビジターセンター」にも近く、開業当初の利用者数は一日当たり約千九百人を見込む。
 市地域公共交通協議会は二一年度着工を決め、本年度、JR西日本に工事の実施設計を委託。今月中に工事協定を結び、来年度に着工、二三年春の完成を見込んでいる。
 新駅は新幹線の敦賀開業に伴い、JRから経営分離されるIRいしかわ鉄道が引き継ぐが、開業時期が後ずれした場合、どこが新駅を経営するかは決まっていない。本紙の取材に山田憲昭市長は「駅舎が完成しても、すぐに利用できないことも考えられる。悩ましい問題だ」と懸念を示す。
 十一日の与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)では、鉄道建設・運輸施設整備支援機構から、工期が一年半遅れていると報告され、市長は取材にPTの議論を見守る考えを示した。
 新駅のホームの全長は約百三十メートルで六両対応。上下線を挟んだ外側にホームを設ける。エレベーターやICカード対応の簡易改札機を設けるほか、駅舎全体をバリアフリー対応にする。
 新駅設置を巡っては、一四年三月に西松任駅建設促進協議会が発足し、地元での署名活動などをしてきた。会長の幸崎和行さん(72)=北安田町=は「われわれとしては当初の予定通り開業してほしい。注視するしかない」と話している。

関連キーワード

おすすめ情報