言葉の教育、子どもの将来変える 言語聴覚士の高橋さん、岐阜に事業所

2020年11月12日 05時00分 (11月12日 05時00分更新) 会員限定
言葉の教育で使うおもちゃを手に来所を呼び掛ける高橋さん(右)と安田さん=岐阜市加納神明町のみどりの家で

言葉の教育で使うおもちゃを手に来所を呼び掛ける高橋さん(右)と安田さん=岐阜市加納神明町のみどりの家で

  • 言葉の教育で使うおもちゃを手に来所を呼び掛ける高橋さん(右)と安田さん=岐阜市加納神明町のみどりの家で
 言葉の発達に遅れがある障害児に対し、遊びや訓練を通じてコミュニケーション能力が伸びるよう支援する事業所「みどりの家」が十月、岐阜市内に開所した。始めたのは言語聴覚士(ST)の高橋なぎささん(72)。五年前に専門学校の教員を定年退職し、準備を始めた途端に乳がんを患った。諦めかけたが「言葉の教育が子どもの将来を変える」との強い思いで開所にこぎ着けた。 (稲田雅文)
 高橋さんは三十歳のころ、岐阜大教育学部の障害児の教員を養成する課程で学び、県内で障害児教育に取り組んでいた柚木馥(ゆのきふく)さん(故人)の薫陶を受けた。
 柚木さんは自閉症など発達障害のある子どもへの言葉の教育を重視しており、高橋さんは関市や各務原市の施設などで言葉の教育に当たった。四十年前は指導法が確立しておらず、仲間と勉強会で事例を交換しながら手探りで進めた。
 指導でコミュニケーション能力が高まった子どもを見るうち「自分の要求が周囲に伝えられることが自信になる。言葉の教育は一人一人が自分らしい人生を送ることにつながる」との信念を持つように。約二十年前にSTの国家資格ができると初回の試験で取得。二〇〇二年から県内外の医療福祉...

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