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貴景勝4連勝!中学からのライバル阿武咲を圧倒…横綱不在の重圧はねのけるVへの餓え「後悔しない相撲で」

2020年11月11日 21時51分

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貴景勝(右)が押し出しで阿武咲を下す

貴景勝(右)が押し出しで阿武咲を下す

◇11日 大相撲11月場所4日目(東京・両国国技館)
 大関の負の連鎖を結びの一番、真っ向勝負で断ち切ってみせた。貴景勝は、阿武咲の引きに乗じて前に出るといなしで体勢を崩してから万全の押し出し。中学時代から競い、手の内を知り尽くした相手を圧倒して初日からの連勝を4に伸ばした。
 3日目から右肩負傷で朝乃山が休場し、この日は足首を痛めた正代が目の前で初黒星。2横綱の不在もあって、周囲の期待と重圧が押し寄せる状況だったが「自分の相撲でいっぱいいっぱいなんで。そこはあまり考えなかった」。自身の土俵以外には脇目も振らない、いつもの貴景勝だった。
 大関在位は3人で最長の8場所目。24歳と最年少ながら「長男」として、賜杯への思いを隠さない。一方、優勝回数はいずれも1回きりだが、先場所Vの正代と昨年の夏場所で令和初優勝力士となった朝乃山に対し、貴景勝は小結だった2018年九州場所と一番遠ざかっている。
 場所前に「結果を求められている」と語気を強めた賜杯への思いを原動力に、じっくり調整する流れをあえて変えた。新関脇隆の勝がいて、充実する部屋の稽古環境にあぐらをかかなかった。場所前は合同稽古で実戦感覚も磨きつつ、攻防両面の土台となる下半身も鍛え抜いた。
 八角理事長(元横綱北勝海)も「力が強いから、自分が動かないで相手ばかり動いて崩れている。そこで様子見ながらいなすというのは、馬力の違いかな」と高く評価する安定感で、2年ぶりの賜杯へ。「自分がどういう攻めをするかだけ考え、後悔しない相撲で一生懸命、頑張っていきたい」。貴景勝が迷いなく、混戦を引っ張っていく。

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