差別・分断、今こそ「イマジン」 ジョン・レノン生誕80年、没後40年

2020年11月11日 16時00分 (11月11日 16時07分更新) 会員限定
ジョン・レノン(右)とヨーコ・オノ=1972年4月、米ニューヨークで(AP・共同)

ジョン・レノン(右)とヨーコ・オノ=1972年4月、米ニューヨークで(AP・共同)

  • ジョン・レノン(右)とヨーコ・オノ=1972年4月、米ニューヨークで(AP・共同)
  • 2019年7月、香港の「レノン・ウォール」。自由を求めるメッセージなどが書かれた付箋が壁一面に貼られている(共同)
 「想像してごらん、全ての人々が平和に暮らしていると」−。米国で人種差別反対や反戦運動が盛り上がっていた1971年、ジョン・レノンが発表した「イマジン」のフレーズだ。それから半世紀近く、レディー・ガガら多くのアーティストたちが歌い継ぎ、世界中で親しまれている。今年はレノンが生誕して80年、凶弾に倒れてから40年。「イマジン」は今も必要とされている。(鈴木伸幸)
 「ラブ&ピース」と訴え続けたレノンにまつわる内容が書かれたことから命名された「レノン・ウォール」が世界中にある。今、ホットなのは香港だ。民主化を訴える市民が「人権」「自由」「人民に力を」などと書いたカードで壁を埋め尽くす。
 ウォールが初めて登場したのは冷戦下のプラハだった。八〇年十二月八日、レノンが米ニューヨークの自宅前で熱狂的なファンに撃たれて死去した直後から、民主化を求める若者たちが、壁にレノンが手掛けた歌詞やメッセージなどを落書きするようになったことがきっかけだ。
 今も人々の心の支えとなっているレノンの原点は、ビートルズ。その中心にいたレノンは後に結婚する前衛芸術家のヨーコ・オノ(87)と六六年に出会ってから、メッセージ性...

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