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「あしたのジョー」連載50年 力石のモデルとして感慨【山崎照朝コラム】

2018年12月23日 02時00分

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「あしたのジョー」の連載が始まった頃の筆者

「あしたのジョー」の連載が始まった頃の筆者

 週刊少年マガジン(講談社)で1968(昭和43)年に連載が始まった「あしたのジョー」(梶原一騎原作)が今年50周年。その頃の学生を「68年世代」ともいうのだそうだ。
 68、69年の大学生は全共闘世代。東大紛争から日大全共闘と拡大した。学生は右も左もバリケードの中。梶原一騎原作でブームになったスポ根漫画の「あしたのジョー」は荒れた学生の心を癒やしてくれた。
 極真空手の大山倍達は梶原先生と懇意で、私も梶原先生に声を掛けられた。ある日、梶原先生の事務所に呼ばれ、先生に「山崎よ。ジョーにライバルができたんだ。力石と言うんだ。モデルはおまえだよ」と言われた。事務員はすでに退社。誰もいない場での話だった。売名と思われるのが嫌だったが、「撃戦記」の2回目で力石に触れ、公にした。
 先日、連載50年の節目に新聞とテレビから取材を受け、当時を振り返った。解除にメドが立たないバリケード。そして毎日道場で空手に熱中していたあの頃にお会いした梶原先生。「あしたのジョー」は梶原武士道。先生も力石徹の剛直さが好きだったに違いない。 (格闘技評論家)

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