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ボクシングも安全第一 …村田は岐路に

2018年11月16日 02時00分

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 米ラスベガスで村田諒太(32)=帝拳=がWBA世界ミドル級王座から陥落して3週間が過ぎた。五輪金メダリストがプロ転向、世界王座に就いた初の日本人だが、再び人生の岐路にいる。
 私はロブ・ブラント戦は115-115のドロー。手数より前に出てプレッシャーを掛け続けた村田を買ったが、他にも引き分けとした元世界王者もいた。
 以前は前に出るファイターが持てはやされた。流れが変わったのは1982年12月、WBCが世界戦を15回から12回戦制に改正。翌1月から実施してから。理由は世界戦での死亡事故。改正直前の82年11月にもWBA世界ライト級タイトルマッチで韓国選手が昏睡(こんすい)状態に陥った後に死亡。史上6人目のリング禍だった。1984年にサマランチIOC会長(当時)が「あんな危険なスポーツは禁止すべきだ」と発言したこともあり、存続には安全が課題だった。
 ワンツーとストレートにこだわった村田のボクシングはラスベガス好みだが、倒せなければ手数こそが判定に反映されるのが今のボクシング。そんな流れの中で、村田は自身の進退についてどんな結論を出すのだろうか。注視したい。 (格闘技評論家)

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