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拳四朗 本名・寺地で原点回帰【山崎照朝コラム】

2019年12月12日 02時00分

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寺地拳四朗

寺地拳四朗

◇WBCライトフライ級タイトルマッチ 王者・寺地拳四朗―ペタルコリン (12月23日・横浜アリーナ)

 リングネームを寺地拳四朗と本名に戻しての7度目の防衛戦である。デビューして6年、16戦全勝(9KO)。単なる気分転換とは思えない変更だったが、やはりちゃんと理由があった。具志堅用高の世界王座最多防衛記録(13度)更新を目標に、新たに他団体との王座統一戦や海外での試合も視野にグローバルな選手を目指す、という中での原点回帰だった。
 最近はメンタルでも強さがある。具志堅は100年に1人、大橋秀行(現大橋ジム会長)は150年に1人の逸材と言われた。寺地も2人に匹敵する天才肌だと思う。だが、所属ジム会長で父親の寺地永は「天才肌ではない。元々あった才能がプロになって開花しただけ」と言う。
 開花した才能には、他の選手も憧れる。欠点の少ない“打たせないで打つ”理想のボクシング。追い求められる姿を体現しており、この指摘には「そう見てくれているのはうれしい。皆がまねてくれればいい」と同会長も頬を緩めた。
 急きょ変わった対戦相手のペタルコリンは勢いのあるサウスポー。だが、練習で軽快な動きを見せた拳四朗は「自信はある。まあまあやりやすい相手かな」と一蹴した。今後の統一戦に弾みを付けるKOによる防衛が期待できそうだ。 (格闘技評論家)

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