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まだまだ止まらない! 夢は“世界の拳四朗”【山崎照朝コラム】

2019年12月24日 02時00分

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寺地拳四朗

寺地拳四朗

WBCライトフライ級タイトルマッチ ○寺地拳四朗4R1分8秒TKO●ペタルコリン

 当初、寺地拳四朗はIBF同級王者との統一戦だった。それが急きょ、相手の病気でペタルコリンに代わった。かつてのWBA同級暫定王者だが、格違いの実力差を見せつけて防衛した。
 スタートは互いに慎重だった。パンチが七色なら脚も多彩で、華麗な動きを見せるのが拳四朗のボクシング。それが2回になっても慎重な戦い方を崩さない拳四朗に対し、先にプレッシャーを掛けたのはペタルコリンだった。拳四朗のジャブを右で巻き込むようにクロス。王者が後退する場面もあって会場を沸かせた。
 しかし、挑戦者が見せ場をつくったのは2回まで。序盤でボディーブローに感触を得た拳四朗は見切ったら思い切りがいい。上体を沈め、鮮やかに右ストレートを立て続けに3度、腹にたたき込み、4回には右ストレートから返しの左アッパーでトドメ。実に拳四朗らしい勝ち方だった。
 当面の目標は具志堅用高さんの持つ日本人最多連続世界王座防衛13度を超えることと、主要4団体の王座統一。海外試合にも意欲を見せる。夢は“世界の拳四朗”。この勢いを止めるのは難しそうだ。 (格闘技評論家)

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