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“世界の井岡”もっとアピールを【山崎照朝コラム】

2019年12月31日 02時00分

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井岡一翔

井岡一翔

◇WBOスーパーフライ級タイトルマッチ 王者・井岡一翔―シントロン (12月31日・大田区総合体育館)

 ボクシングで日本人初の世界4階級制覇を達成した井岡一翔の初防衛戦である。大みそかの試合は今回で8度目、世界戦に限っても7度目。今や、大みそかの世界戦は井岡の看板だ。
 挑戦者のシントロンは五輪2大会に出場した技巧派。井岡も2カ月間のラスベガス合宿でしっかりと仕上げ、「自分が目立つ立場にいるためにもここはクリアしたい」と自信を語る。シントロン戦も気持ちを前にプレッシャーを掛けていく展開を予想する。勝負は五分だろう。
 拠点を米国に移している井岡に関する情報はあまり日本に流れてこないが、攻撃的なボクシングで「カリスマ」としての魅力は上がっている。ただ、WBA、IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)が来年から米国に本格進出することを考えると、“世界の井岡”をもっとアピールするパフォーマンスを見せてほしい。
 芸能活動もいいが、せっかく米国を拠点にしているのに、ボクシングへの凄味(すごみ)がイマイチ伝わってこないのだ。
 井岡は「名のある選手とやっていきたい」とこの世界戦後の希望を語り、一階級下の田中恒成や元世界4階級制覇のローマン・ゴンサレス(帝拳)が候補に挙がる。ぜひ実現させてほしい。 (格闘技評論家)

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