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大みそかに井岡一翔と戦う田中恒成「向こうはトップ中のトップ」苦笑いから1年…“格差”埋める時が来た

2020年11月9日 19時39分

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田中恒成

田中恒成

 ボクシングの世界4階級制覇を目指す前フライ級WBO王者の田中恒成(25)=畑中=が、12月31日にWBOスーパーフライ級タイトルマッチ(東京・大田区総合体育館)で、同級王者の井岡一翔(31)=Ambition=に挑戦することが決定した。井岡が9日にオンラインで会見し、発表された。史上初となる世界複数階級制覇の日本人対決へ、田中は10日に会見する。プロ戦績は田中が15戦全勝(9KO)。井岡は25戦(14KO)2敗。
 全勝の世界3階級制覇の挑戦者として、日本初の世界4階級覇者と念願のリングへ―。コロナ禍による1年間の沈黙を経て大みそか、田中が日本ボクシング史に残る一戦に出陣する。
 自らの手で実現させた超ビッグマッチだ。史上最速タイのプロ12戦目で3階級制覇を達成した田中は今年1月、WBOフライ級王座を3度防衛した功績で、同級スーパー王者に認定されて階級変更後の指名挑戦権をゲット。ベルトを返上すると、今年2月からWBOスーパーフライ級1位に固定され、その時を待っていた。
 「すごい尊敬しているというか、好きな選手ですね。ボクシングを始めて中学、高校時代から見てきた。井岡さんが現役のうちに闘いたい思いがすごくある」。これまでの言動をひもとくと、井岡への思いは敬意の一言に凝縮される。
 格の差を痛感する場面もあった。2人が同会場のリングに立った昨年の大みそか。田中がセミファイナルでWBOフライ級王座を、井岡がメインでWBOスーパーフライ級王座をいずれも防衛した。対面の期待も高まったが実現しなかった。
 「向こうはトップ中のトップ。自分はまだ、トップに割って入ろうとする存在」
 苦笑いの振り返りから1年が過ぎ、井岡を倒す資格を得た。コロナ禍の影響も無視できない。キャリア最長となる丸1年のブランクや4階級目で初めて、ノンタイトル戦の試運転なしで大一番に挑むことになった。ゴングまでに不安要素を振り払えるかも注目となる。
 ゆくゆくは団体統一も視野に入れるスーパーフライ級は「俺の言葉で表現すれば『勝負する階級』になる」。世界からの熱視線も間違いなしの一戦へ田中が10日、力強く井岡に挑戦状をたたき付ける。

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