小笠原、復活の兆し6イニング自責点0の奪三振ショー! 来季はV争いの主役になる
2020年11月9日 06時00分
◇みやざきフェニックス・リーグ 日本ハム3ー0中日(ひなたひむかスタジアム)
秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」が8日、宮崎県内で開幕した。中日の小笠原慎之介投手(23)は日本ハム戦(ひむか)で先発し、6イニングを投げて自責点0(1失点)の好投。9つの三振を奪う「奪三振ショー」で復活の兆しを示した。ドラフト5位ルーキーの岡林勇希外野手(18)は1安打を放ったほか、強肩も披露した。
27人目の打者を遊ゴロに打ち取るとふっとひと息。帽子を少しだけ上げ、ゆっくりとベンチに戻っていった。6イニングを投げて1失点も自責点は0。“開幕投手”としての役割をしっかり果たしたが、口を突いたのは厳しい自己採点だった。
「納得はしていないです。また次投げる機会があればしっかり悪かったところを克服し、課題をつぶせるようにやっていきたいと思います」
6安打を許し、出した四死球は4つ。毎回のように走者を背負いながら、何とか失点を犠飛による1点に抑えた。数字として結果を残しても「あまり調子はよくなかったです」と投球内容に満足はしなかった。
それでも確実に輝きを取り戻しつつある。9個の奪三振のうち、直球で奪ったのが4つ。この日最速147キロを計測した真っすぐを磨くため、心掛けるのは「ロスのない下半身の体重移動」だ。
「ご飯を食べる時、おかずを取るのにわざわざ遠回りしないですよね。それと同じです」。左脚に体重を乗せ、重心を移動させながらできるだけ最短距離で右脚を踏み出す。その動きを意識し、実戦の中で繰り返し体に染み込ませている。
この日の投球を振り返る仁村2軍監督の表情も明るい。「これまで力ばっかりで、上半身ばかりのことをやってきたから。下(下半身)が使えるようになって、ストレートの威力が出てきた」と高評価。直球に力が増してくれば、おのずと変化球も生きてくる。来季に向けた収穫を得て、「少し、楽しみにしてます」と目尻を下げた。...
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