またくるぞ黄金期!打の周平と投の大野雄 根尾&石川昂が1軍定着 あとは福留が… 立川志らくのドラ放談

2020年11月8日 06時00分

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ドラゴンズに気合を入れる立川志らく

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  • ドラゴンズに気合を入れる立川志らく
 竜党を自負する著名人が独自の視点でドラゴンズ愛をつづる企画「ドラ放談」。今回は落語家、立川志らく師匠(57)の第4弾です。中日は一時、最下位に転落するも破竹の追い上げで2012年以来、8年ぶりのAクラス復帰、3位が確定。夏場に自身がつづった「失言」を紙面で思い切って陳謝します。ファン歴47年以上を誇る観察眼の持ち主もシーズン後半戦の底力を予期していなかった!?
 最初におわびを申し上げます。今年の8月、根尾の起用を巡ってこんな発言をツイッターでしました。
 「どうせ最下位なんだから根尾に懸けるべき」
 おい! 8年ぶりのAクラス確定だぞ! 一時は2位まで浮上したんだぞ! もし今年クライマックスがあったら間違いなく日本シリーズに出ているぞ! いやはや、この強さが眠っているチームだと見抜けなかった。本当に弱いと思っていた。
 ツイッターでこんなことも言っている。
 「わが中日、順当に負け。順当に負けと思わせたらいけない」。順当に負けと思っていたのは私でした。強くなった要因は、打では周平。投では大野雄大。周平がチャンスに打ち、大野が無失点を続ける。
 周平はすごい素質があることはファンなら全員知っていた。でも、なかなか結果を出せず、このまま消えていくのかと私を含め、多くの人が諦めていただろう。それが去年覚醒をした。でも、けがに泣いた。それでも腐らず、今年は大活躍。
 そして、大野。これまでも年に数回、びっくりするようなピッチングをしてきたが、あまりにムラがあり、このままFAで他のチームに行ってしまうのではと思っていた。それがここまで安定するピッチャーになるとは。
 私はよく読売のファンとけんかしたものだ。大野こそセ・リーグナンバーワン投手になれる力があると。すると、読売ファンは京田が3割5分打つくらい無理だと、京田も一緒にディスってきた。
 今年になって連続完投を始めた時、「大野はセ・リーグナンバーワン投手になった」と言ったら、読売ファンが「ナンバーワン投手は菅野だ」と言ってきた。大野こそがセ・リーグナンバーワン投手であると認めさせるには沢村賞を獲得するしかない。そして、来年、京田は3割5分打ってくれ! というわけで、今年のシーズン後半の快進撃は投打の要が選手を引っ張ったからだ。
 監督も理想の打順を追求するための前半の試行錯誤であった。与田監督、選手、スタッフの皆さま本当にごめんなさい。
 ただね、この強さが本物かどうかは来年分かる。だって、ここに来てまた連敗する姿を見るとやはり心配になる。来年、この強さが本物になり、根尾、石川昂が1軍に定着し、投手にドラフト1位の高橋宏斗が加わる。さらにタイガースの福留が戻ってくるのなら、代打の切り札に。おい、ドラゴンズの黄金期がまたやってくるぞ! 不安は大野! FAでどこかに行かないでよ! 
 それにしてもクライマックスがないのが痛い。まあ、私はクライマックス不支持なのだが。単純におかしい。1位のチームが日本シリーズに出られないなんて。読売が自分のチームを救済するために作った制度。
 でも、間抜けなのは優勝しときながら読売が日本シリーズに行けないことがあった。そこへいくと、わがドラゴンズは2007年に2位からの下克上で日本一に!今年はその下克上のチャンスだった。
 どうだろう、こんなクライマックスは。日本シリーズはセ・パ1位同士が戦う。で、セ・パ2位同士も戦う。これを6位までやる。すると1位から12位まできちんと順位が出る。セ・パ最下位同士のクライマックスシリーズはこれはこれで盛り上がるぞ。で、12位になったチームが日本シリーズで優勝したチームと戦う。もしこれで12位のチームが勝ったらこれこそが本当の下克上だ。セ・パ交流戦なんかより、かなり盛り上がると思うのだが。
 何にせよ、Aクラス復帰はめでたい。今年のドラゴンズは幻のクライマックスシリーズ優勝チームになっていたと思う!(落語家)
 ▼立川志らく(たてかわ・しらく) 1963(昭和38)年8月16日生まれ、東京都出身の57歳。本名・新間一弘。日大芸術学部在学中の85年10月に落語立川流家元の立川談志に入門。88年に二つ目となり、95年に真打ち昇進。映画に造詣が深く、「シネマ落語」で注目を集める。98年の「異常暮色」で映画監督デビュー。2003年に劇団下町ダニーローズを結成した。19年からTBS系情報番組「グッとラック!」でメインMCとしても活躍中。
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