善意作品頒布会が減少傾向 作家高齢化など要因

2020年11月8日 05時00分 (11月9日 10時10分更新)
今年で最後になる小矢部市社協の頒布会=同市総合保健福祉センターで

今年で最後になる小矢部市社協の頒布会=同市総合保健福祉センターで

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小矢部は今年最後

 地元の名士や芸術家から寄贈された絵や書を販売し、収益を福祉事業に充てる福祉団体の年末恒例の善意作品頒布会が減る傾向にある。小矢部市社会福祉協議会の頒布会は六日から始まったが、今年で最後。県社協は二〇一五年で、南砺市社協も昨年でやめた。作家の高齢化などで出品数が減り、入場者も減っていることが主な要因という。
 小矢部市の頒布会は市総合保健福祉センターで、砺波地方を中心とする画家らから来年のえとの絵や書の色紙を中心に約百十点を集めて開催。九日までの入札で、最も高い値札を入れた人に販売する。収益は地区社協の活動費に充てる。
 担当者は「高齢化で協力してもらえる作家が減っている。社協関係者の知っている作家に依頼しており、新たに協力してくれる作家を見つけるのは難しい」という。
 南砺市社協の担当者は「数人しか来ない日もあるなど来場者も減っていた」、県社協の担当者は「職員が作品を作家のところに取りに行く手間も大きかった」と話す。
 一方、砺波市社協は継続する方針だ。担当者は「新しい作家に協力してもらっている。百万円以上の収益がある事業なので続けたい」と言い、今年も例年並みの約三百点を用意し、十三〜十五日に市文化会館で開く。 (松村裕子)

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