ユナイテッド初戦分ける 無得点決定力不足否めず
2020年11月7日 05時00分 (11月7日 13時31分更新)
サッカー全国地域CL第1R
サッカーの日本フットボールリーグ(JFL)昇格を懸けた全国地域チャンピオンズリーグは六日、兵庫県洲本市の五色台運動公園「アスパ五色」メイングラウンドなどで一次ラウンドが始まり、福井ユナイテッドFC(北信越1位)は0−0でFC TIAMO枚方(関西1位、大阪)と引き分けた。勝ち点1を手にし、C組2位タイ。
福井ユナイテッドは立ち上がりに前線からアグレッシブに守った。これが奏功し押し込む展開となったが、好機で得点できず。相手も左右にパスを散らしだし、後半は自陣で守る時間が増えた。カウンターで攻め上がるも、フィニッシュの精度が悪く、ゴールを奪えなかった。
福井ユナイテッドは第二日の七日、初戦敗退で組4位のJ.FC MIYAZAKI(九州2位、宮崎)と対戦する。
◇県勢の成績
▽C組1次ラウンド
福井ユナイ 0 0−0 0 FC TI
テッドFC 0−0 AMO枚方
無得点での引き分け。決定力不足は否めない。後半14分、カウンターの流れからMF吉田旭陽がゴール前で狙うが、キーパーの正面。得点のにおいを感じられたのは、この場面だけだった。
序盤は押し込んだ。前線からアグレッシブに守り、相手は戸惑った。だが、エースFWの山田雄太が中央でボールを持てない。得点できずにいると、相手は細かいパスでつなぎはじめた。前に出てもいなされ、逆に押し込まれた。
直接フリーキック数は福井ユナイテッドの4に対し、相手は14。不用意なファウルが多すぎた。焦りからか後半の中盤を過ぎると、自陣深くでのファウルが増えた。1点の重みが増す中、堅守を磨いてきたチームとは思えない対応だった。
一次ラウンドの初戦で、難しさと硬さがあっただろう。得点機を失うと、試合を通しての修正も遅かった。勝利が絶対条件の中、二年連続で引き分けスタート。昨年はここから2勝し、決勝ラウンドへ進んだ。勝ち切れなかった悔いはあるはず。この結果を引きずらないことが大切だ。 (谷出知謙)
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