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キングカメハメハ死す アンカツ史上最高の相棒、血は後世へ

2019年8月13日 18時00分

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キングカメハメハでダービーを制し、ファンの声援にガッツポーズでこたえる安藤勝己騎手=2004年5月30日、東京競馬場で

キングカメハメハでダービーを制し、ファンの声援にガッツポーズでこたえる安藤勝己騎手=2004年5月30日、東京競馬場で

NHKマイルCと日本ダービーの変則2冠を成し遂げたキングカメハメハが、ディープインパクトの後を追うように死んだ。日本の競馬界にとっては大きな痛手だが、それぞれが偉大な後継馬を輩出した。
記者自身、キングカメハメハで思い出されるのは2004年の日本ダービー。当時は夕刊紙の名古屋タイムズに所属、安藤勝己元騎手の密着取材で東京競馬場へと足を運んでいた。
安藤さんにとってダービー初制覇となったこの一戦。驚いたのはレース内容だ。道営から挑戦の2番人気コスモバルクを目標に早めに動いて押し切る強気な競馬だった。安藤さんは「あそこで仕掛けるのは明らかに早いのは今でも感じるよ。でも、バルクの手応えを見ておきたかった。それができる馬だった」と振り返った。相手の手応えを見て動き、そこで我慢する。そんな馬は見たことがなかった。
アンカツ史上最高の競走馬は残念ながら18歳でこの世を去った。だが、種牡馬としてドゥラメンテ、レイデオロというダービー馬。そして短距離王ロードカナロア、3冠牝馬のアパパネを送り出した。
「騎乗した中でも一番コントロールできる馬だった。精神力が強いのがいいところ。それを産駒にしっかりと伝えている」と安藤さん。
キンカメが死んでもその血は後世へと受け継がれる。安藤さんにとって「特別だった馬」。その子がさらに歴史を紡ぐ。(大野英樹)

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