けがに泣いた3年間…順大MF杉山直宏4年目についに”覚醒” アシスト王のタイトル手土産にJでも暴れる

2020年11月6日 10時10分

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順大の杉山直宏((c)JUFA/Reiko Iijima)

順大の杉山直宏((c)JUFA/Reiko Iijima)

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◇関東大学サッカー「旬の男たち」
 遅咲きのサイドアタッカー、順大MF杉山直宏(4年・大津)が第94回関東大学サッカー1部リーグ(東京中日スポーツ後援)でブレークしている。過去3年間のリーグ戦では故障にも泣かされたことで通算13試合の出場に甘んじ、ノーゴールノーアシストだった。しかし、今季はここまでの14試合全てで先発出場を果たし、4得点6アシストを記録。アシストランキングでは首位タイに位置し、伏兵による個人タイトル獲得を目指す。
 「けがとかで苦しいときでも腐らずに努力してきたつもりです。今年になって結果が出始めたので、今となっては(過去3年間が)いい準備期間になったのかなと思います」
 今季2試合目の明大戦(8月9日)で手応えをつかんだ。チームは1|5で大敗したが、個人的には「満足できるパフォーマンス」。自らの仕掛けによって得たPKで先制ゴールを決めたほか、チャンスもつくった。
 「自分のプレーが強い明治にも通用しました」
 対峙(たいじ)する相手の逆を取ってすり抜けていくレフティードリブラーだが、今季は別の特長も見せる。左足のキック精度を高めたことにより、主にセットプレーでアシストを積み上げている。
 「セットプレーで蹴るようになったのは今シーズンからです。どんなボールをどこに蹴ってほしいとかの要望を仲間たちから聞きながら、それに応えられるように結構練習しています。キックはもともとは得意というわけではなかったんです。でも、今は左足のキックには自信があります」
 とにかくチームでポジションをつかみ取るという決意から今季が始まった。個人タイトルのことなど頭の片隅にも浮かばなかったが、この状況になれば、欲が出てくる。
 「個人タイトルは取ったことがないですし、特別なものという感じがあります。意識しすぎるのはよくないですけど、せっかく1位タイにいるので、積極的に狙っていきたいと思います」
 頭角を現したのは遅かったが、今では複数のJクラブが関心を示し、プロ入りが濃厚になっている。「充実」の2020年。自慢の左足の威力をさらに発揮し、大学サッカーの歴史に名を残す。

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