県内最長道路トンネル貫通  池田と岐阜結ぶ国道「冠山峠道路」  

2020年11月6日 05時00分 (11月6日 09時30分更新)

貫通した冠山峠道路の第2号トンネル=岐阜県揖斐川町で(近畿地方整備局福井河川国道事務所提供)

 掘削6年余、「第2号」4.8キロ

 池田町と岐阜県揖斐川町を結ぶ国道417号「冠山峠道路」(延長七・八キロ)のうち、県境に位置する第2号トンネル(四・八キロ)が貫通した。近畿地方整備局福井河川国道事務所が五日、発表した。道路トンネルとしては県内最長になる見通しで、掘削開始から六年余りを要した。 (山本洋児)
 第2号トンネルを含め、全線開通の時期は未定。同事務所によると、第2号トンネルは二車線で、幅七メートル。二〇一四(平成二十六)年六月に池田町側から掘削を始め、四日に貫通した。現場は地形条件が悪く、地盤などの問題もあって掘削に高度な技術を要したという。
 冠山峠道路の総事業費は三百億円で、第2号トンネルの建設費は三分の一に当たる百億円。長さでは全体の六割を占める。担当者は「長い間掘削し、一つの大きな区切りを迎えた。引き続き早期完成を目指していく」と述べた。今後は舗装工事や電気工事などが進められる。
 冠山峠道路は福井−岐阜の交通不能区間解消を目的に〇八年度に着工し、岐阜県側の第1号トンネル(一・二キロ)が一七年七月に貫通している。二本のトンネル間では橋りょうや盛り土の工事が進んでいる。事業費ベースの進捗(しんちょく)率は二〇年三月時点で60%。
 国道417号の冠山峠付近は自動車の通行不能区間で、林道が代替路として利用されている。しかし幅員が狭く、急カーブが続くほか、冬季には通行止めになる。福井県は、冠山峠道路について二二年度末までの完成を求めている。
 同事務所によると、県内最長の道路トンネルは現在、敦賀半島トンネル(三・九キロ)となっている。

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