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5年ぶりセ制覇の巨人に隠れた鉄腕がいる! 日本一へのキーマンは「遅れてきたドラ1」

2019年9月26日 18時00分

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「遅れてきたドラフト1位」が日本一へのカギを握っているかもしれない。4年目でプロ初勝利を含む8勝を挙げている巨人の桜井俊貴投手(25)。計算できる先発投手として初のポストシーズンに挑む。
1年目の2016年に開幕ローテーション入りしたが、初登板で右肘を痛めて長らく低迷した。昨季は2軍の18試合(先発8)で4勝0敗、防御率2・69の成績を残したが、1軍登板なし。育成選手に交じり、3軍での登板も経験した。今季はリリーフで開幕1軍をつかみ、先発に転向した6~8月に7勝を稼いで優勝に大きく貢献した。
先発に抜てきしてくれた原監督の期待に応え、「チャンスをいただいたのが一番の転機。変わろうと思えば変われるというか、人生ってすごいなと思いました」と語る。緩急を駆使する投球が光るが、一番の武器は攻めの気持ち。「逃げるよりは、攻めて打たれたらしょうがないという気持ち。中継ぎと同じように最初から全力で」と気迫のこもったボールで相手打者をなぎ倒してきた。
「相手に威圧感を与えるようなピッチャーになりたい」とマウンドでは鬼のような形相を浮かべるが、普段はひょうひょうとした語り口。過去3年間の苦労を尋ねても「苦しい時もありましたけど、今につながっていることも多いと思うので、いい3年間だったんじゃないですか」とサラリと受け流す。良い意味でオン、オフの切り替えができている印象だ。
毎試合、登板間隔が変わった9月は4試合で3敗、防御率6・43と少々お疲れ気味の様子。「先発をやる以上は2ケタ勝ちたい」との目標は達成が難しくなった。それでも、9月16日の阪神戦(東京ドーム)に初めて中4日での先発を経験し、6イニングを4安打2失点。黒星こそ喫したが、「全然いけるなと。(間隔が)短い方が感覚が良い」と手応えをつかんだ。宮本投手総合コーチも「中3日でも中4日でもいくタイプのピッチャー。回復力も早い。ランニング量も豊富だし、やっぱり体が強いんですよ」と太鼓判を押す。エース菅野が腰痛で離脱中という状況もあり、ポストシーズンではフル回転も可能な右腕にかかる期待は大きい。(小林孝一郎)

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