本文へ移動

強行軍の11月を乗り切り、果たした成長 フィギュア女子 横井ゆは菜

2019年12月16日 18時00分

このエントリーをはてなブックマークに追加
NHK杯女子フリーで演技する横井ゆは菜

NHK杯女子フリーで演技する横井ゆは菜

  • NHK杯女子フリーで演技する横井ゆは菜
  • GPシリーズ初参戦だったロシア杯を振り返る横井ゆは菜
 「すごく楽しかったしすごく充実した1カ月間でした」。フィギュアスケート女子の横井ゆは菜(19)=中京大=がつぶやいた。11月は今後のスケート人生を占うといっても過言ではなかったが、自らの足跡を世界の舞台にしっかりに残して名古屋に戻ってきた。
 同行取材した私が帰名後に体調を崩したほどの強行軍だった。まず2、3日に行われた西日本選手権に出場。10日後にはモスクワでグランプリ(GP)シリーズ第5戦のロシア杯に参戦し、帰国後は連戦で臨むGPシリーズ第6戦のNHK杯のため札幌へ。移動距離の長さにこちらが「ゆは菜さん、体調の方は大丈夫?」と心配してしまうするほどだった。
 しかし、「しっかり食べて練習して寝れば大丈夫!」という横井は乗り切った。成績は、GPシリーズ初参戦のロシア杯が合計182・68点で6位、続くNHK杯は合計189・54点で4位。「横井ゆは菜というスケーターが日本にいることを世界に見せたい」という願いを自らかなえた。
 世界で戦うために学んだことも多かった。ロシア勢から最も感じたのはどんな状況でもぶれない心だという。「GPシリーズの試合は強い気持ちで戦っている選手が結果を残していた」。調子に波があり、ジャンプの失敗を引きずる面があるのは分かっている。それでは太刀打ちできない。だからこそ、こう語る。
 「納得いく演技をするため、私なりの気持ちの持っていき方を見つけたい」。もちろん、トップとの差があることも自覚する。「自分はまだ後れを取っている状態」と思い、中京大中京高時代にしていたトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の練習も再開。すでに習得した妹のきな結にもアドバイスを求めている。
 19日から全日本選手権が始まる。好成績を収めれば、世界選手権や四大陸選手権といった国際大会への切符を手にすることができる。「後半も海外に派遣していただけるように頑張りたい」と意気込む横井。激動の1カ月での成長を東京・代々木のリンクでみせつけてほしい。 (川越亮太)

関連キーワード

PR情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ